素人土木ICT#17【RTK基地局について(お久しぶりです)】
お久しぶりです。
さて、今回はRTK基地局(基準局・固定局なんでもいいわい)について。
ICT施工、それもGNSSを用いた施工になると色々あるもんです。
現場によって・・・というのは当然ですが、時間帯により精度が出ない!だとか、補正電波(基地局→建機間の電波)が途切れる、入らないなどなど。
施工中、FIXから外れて原因解明に追われているうちに夕方・・・なんてのも珍しくはない。
ICT建機による施工での不具合は概ね「建機」「基地局」「補正電波」に集約されます。
こういうものの考え方として、一個一個の冗長性というか不具合の原因とか、そういうものを漸減していく、というものが大切になります。
皆さんお使いの物は、おそらく補正データ送信2.4GHz帯(だっけか?)のものかと思われます。出力は特小無線ですので、空中線出力は1W以下です。伝搬距離は精々が200mまででしょうか。周波数帯からしても障害物に弱く、なんとも頼りない。メリットは特別な許可が要らない、それだけ。
なお、電波の特性として、高いところに置けば置くほど死角が減って、遠くに飛ぶ(伝搬距離は変わらないが障害物の影響を受けにくくなる)というのは押さえておきましょう。
今回紹介したいなあと思うのは、350MHz帯の無線機を用いた基地局です。(写真は移動局)
デジタル簡易無線局登録(総務省)が必要なのですが、350MHz帯を5W(特小の5倍)でぶっ飛ばす事が可能な代物
延長コードでアンテナのみ離れた高い箇所に設置して、ボックスカルバートを挟んで2工区分を一台でまかなっています。
特小だとダンプが行き来したりダンプアップするだけで電波途切れるとかあるあるだと思います。
より強く、より高くで電波状況は改善します。
皆様も脳筋ICT施工やってみませんか?
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