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Twitterで見かけた白紙戦術


私の貴重なFFさんたるウォルフガングさんが出題し、おそらく通知も落ち着いて来たであろうから、私なりの考察を述べていこうと思う。 

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とまあ上図の通りである。時代背景は大正くらいだろうか。歩兵砲、機関銃に支援された2個中隊並列の攻撃である。文字でつらつら書いてもいまいち分かりづらいので、順を追って要図で考察していきたい。

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全 般

我正面で防御しているのは、一個砲兵小隊に支援された一個中隊基幹の敵である。間にある「戦闘地境」とは5中隊と7中隊の攻撃時の責任境界である。
基本的に地境を跨いだ機動はしないが、火力(相互支援)のやり取りは可能である。

こうしてみると、地境挟んで右翼の敵配置は不当に弱い。この馬山に委託した敵の防御要領は今後にどう効いてくるのだろうか。。

敵の戦闘要領

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便宜上、敵の配置を「前哨線」「防御線」に区分した。この2つの線は今後、我の戦闘要領を考察する上で、戦闘結節とする重要なものである。

まず前哨線の敵については真面目に防御戦闘をしないであろう。敵(我)の近接を察知する「目」としての側面が大きく、ここで新面目な戦闘を実施して無用の損耗を避けたいはずである。せめてもの置き土産で一撃加えて離脱であろう。そうだそうにちがいない!

前哨線での小規模且つ散発的な戦闘の後、後退・合流させた敵は防御線での防御体制を完成させるであろう。

防御線の防御要領としては馬山~英村~鄭村~Aの台(仮称)を結んだ線上で敵(我)を阻止火力により食い止め、庄光一帯を守り切る、というものであろう。

火力の編成としては、「馬山~英村~鄭村」に関し、直射火器の密な相互支援が為されていると予想。反対に鄭村~Aの台はそうでもないだろう。

理由として、絵的に距離が離れている事、Aの台の配置は脆弱であることを挙げる。

敵の弱点としては、丁度「戦闘地境」のラインである。何故ここに地境を持ってきた…?
大隊最左翼なので、右翼正面に見えない敵がいるかもしれないが。

我の戦闘要領

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当初の攻撃は#1攻撃開始線から、本攻撃は#2攻撃開始線から開始する。

先ず#2攻撃を成功させるためには、ゼロ損害で#1攻撃を成功させねばならない。

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5中隊は荘園をなめつつ娘娘と管老を奪取
MG(機関銃)とbiA(歩兵砲)は5,7中の攻撃前進を後方より全般支援である。
優勢な火力により、#1攻撃は難なく成功するであろう。

さて次からが問題である。

#2攻撃は「馬山」か「鄭村」かである。

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「どちらも同時に」というアンサーは無い。中隊を分割して各個かつ別方向に攻撃させたとなると各個撃破される可能性が高くなる為である。

馬山攻撃

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おそらく適切に火力を配分し、小迂回して側背攻撃すれば成功するだろう。しかも馬山は戦場で一番の高台であり、鄭村や庄光の敵を管制下(監視下に置き、いつでも効果的な火力発揮ができる体制にする事)における。

馬山を取ってしまえば鄭村や庄光、どちらへ攻撃しても成功するだろう。彼我共に決定的な影響を有する地形なのは間違いない。

取る事に対してのデメリットとして

〇隣接の7中隊との間隙が大きくなる。
〇鄭村の比較的強力な残存敵部隊に行動の自由を与える。(7中側面を脅かす)
〇鄭村を攻撃する場合、2段攻撃となり庄光攻撃加入時期に遅れが生じる。

くらいが挙げられる。

ちなみにこの時代の通信は無線はおろか伝令や視覚通信(光、煙)が主である。隣接部隊と離隔するのは望ましくは無いだろう。

鄭村攻撃

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翻って鄭村攻撃はどうか。ちなみに私はこちらの考えである。脳筋平押し派である。

ひたすら馬山一帯が気になる攻撃要領である。鄭村をやっとこ取った後も馬山に悩まされる。庄光に行こうとしても馬山が見ている。つらい。

肝は娘娘のMG運用だろうか。場合によっては歩兵砲を全て指向してもいいだろう。
馬山には庄光に存在しているであろう敵砲兵の観測班が所在しているであろうから(管制)、少数の歩兵砲ごとき指向したところで大勢には影響ないが。。

しかしいいコトもある。7中隊がクッソ楽に庄光一帯まで行けるということである。

7中隊がAの台を奪取し、鄭村への火線を切ってしまえば、鄭村右翼はがら空きも同然である。その後、5中がなんとなく鄭村を奪取しつつ敵火力を吸引する。7中は仕切りなおして庄光方向へ!(なお戦闘地境)
5中は身を挺して7中の攻撃を成功させるのである。

そう、まさしく助攻撃なのだ。

まとめ

とまあ通常なら馬山奪取が盤石だろうと思うが、隣接中隊の行動を鑑みるに、鄭村を取ってしまった方が後々スピーディな展開が望めるだろう。

なお馬山からの管制に関しては鄭村の可燃物に火を放ち煙を発生させ、視射界を制限してもいいだろう。

5中と7中の密接な調整は大前提である。

ちなみに隣接中隊のない想定であれば馬山一直線ですね。

以上

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