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うさぎがうつ病を癒してくれた

前回までうさぎの飼育方法についてアレコレ書いてきましたが、

こんなハッシュタグを見つけたのでnoteに残して置こうと思います。

#あなたに出会えてよかった

私にとってもっとも運命的な出会いであり、家族であり、出会えてよかったと思っている愛兎について今回はお話しします。

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まずはこの子と出会う前になぜ私がうつ病になったか・・・

前触れはたくさんあったと思いますが、あまりの忙しさに気付く余裕すらなくある日突然ベッドから起き上がれなくなりました。
一応その時は医療従事者でしたので自分の症状から間違いなくうつ病になったと気が付きました。
そもそもなんでうつ病になってしまったかというと、多忙の一言に尽きます。

・方針が変わった
・それにともなって増える業務
・時間外は一人1時間目安と言われていたためサービス残業が増えた
・日勤業務が終わらず夜勤に支障が出てくる
・夜勤中に日勤の仕事も終わらせることも
・人材不足による夜勤の増加で自律神経がおかしくなる

ざっくりと書いていますが細かく言えばもっとたくさんあります。
月に夜勤を7~8回はしており、日勤として出勤するとリーダーか重症チームの受け持ち。新人や仕事が回っていないスタッフのフォロー。
気が休まる暇がありません。実際その時の記憶ってあまりなくて。

そんなときです。
いつも通り夜勤を終えて1時間ちょっと電車に揺られ徒歩で20分の自宅までの距離を帰っていました。
当時同棲していた彼氏(現、主人)も夜勤の仕事をしていましたので、お昼ご飯はスーパーのお弁当で済ませることが多く、その日もスーパーに寄りました。
レジでお金を払おうとしてたんですが、突然お金の計算が出来なくなりました。例えばなんですけど「1500円です」と言われても1500円が分からくてお財布から出せなくなったんです。振り返るとお財布にはちゃんと1500円入っていましたが1000円札と500円玉で1500円になるという小学生でも分かるようなことがすっぽり頭から消えてしまいました。

なんとかその場は大きいお札を出して切り抜けました。

ですが、そのあとが問題です。
疲れてソファーにもたれていると勝手に涙が出てきたんですよね。
仕事辛いなっていう感情もあったのですが何に対して泣いてるのか全然分からなくって、とりあえずずっと泣いてました。

1日休んだ後また夜勤だったのですが朝から何かがおかしくてベッドから起き上がれない。こんなじゃ仕事にならない休むって言わなきゃ、でも人居ないな・・・休めないな。
勝手に涙も出てくるしそもそも休むってなんだろう、誰に連絡すればいいんだっけ?

気が付けば15時になっていました。

もう家を出ても間に合いません。(職場まで遠いので)
彼に状況を話すと職場に電話するよう誘導してくれました。
その時のリーダーに休むことを伝えるとこっぴどく怒られました。だってこんな時間になって休むって言われても誰が代わりに夜勤するの?と。
正直もうとにかく電話を切りたくて、主任にかけると言って切りました。
主任にも怒られる覚悟で電話しましたが話しているうちにまた涙が出てしまい、ただ事ではない雰囲気を察してくれてその日は代わりに主任が夜勤に。

ここからは正直あまり覚えていませんが彼が話してくれたことを元に書こうと思います。
まず心療内科に行こうと彼が近くのクリニックや病院に電話をかけてくれました。しかしどこも予約で厳しいと。可能性があるとすれば朝から来院してキャンセル待ちしてもらうしかないと。
どっちにしろ受診せずには休むことが出来なかったので次の日、彼と朝から病院でひたすらキャンセル待ちしてました。
ようやく診てもらえたのは18時半ころだったかと思います。

診断名はうつ病。そして不眠症もどうやら発症していたようです。
3か月の休職指示が出ました。

そこから休むにあたって色々ありまして結局私は退職をすることにしました。
たくさんの書類を書き、1か月ほどで退職手続きができました。

そこからは正直屍のような生活を送っていたと思います。
薬の副作用で一日中寝ていたり、調子がいい日は某配信サイトでアニメを1話から見たり。料理さえやり方を忘れてしまったので彼が作るかお惣菜か。

こうやって書き起こすとなんとなく当時のことを思い出します笑

日中暇だろうからと買ってくれたswitchでドラクエをやってみたり、調子がいい日は買い物にふらっと行ったり。

その日は彼とたまたまホームセンターで日用品を買った後同じ系列のペットショップにふらっと入りました。
特に何をするでもないんですけどケージ越しにいろんな動物を見ましたね。
そこにいたのが1羽のうさぎ(ロップイヤー)でした。

まだ生後3か月なのに明らかに周りより2周りくらい大きい女の子。
血統書もなく、隣にいたネザーランドドワーフにはたくさんの人たちが可愛い可愛いと群がっていました。
やっぱり犬も猫も小さいほうが人気なんだよね。

「お前人気ないのなぁ」

そう話しかけるとケージぎりぎりに寄ってきてアクリル板をもふもふの手でホリホリ。まるで「連れて帰ってよ」って言われてる気分でした。
彼に話すと、一言返事でいいと思うよと。
店員さんに「この子ください」って伝えると抱っこさせてくれましたね。
けど、抱っこが嫌いみたいで暴れてました笑
それなのに私の膝の上でちんまり丸くなって少しだけ撫でさせてくれました。久しぶりに気持ちが楽になって命ってあったかいと感じました。

不思議ですよね。

病気になってからはずっと楽しいとか嬉しいとかそういう感情を忘れてしまってました。けどたった1度の抱っこでいろんな気持ちが込み上げてきたんです。

もちろん命ですので毎日ケージの掃除やおトイレの掃除、朝晩のご飯、草と水の補充などやるべき事は私が全部やってました。
前日までは全然動けなかった私が、目の前にいるこのモフモフの事になるとびっくりするくらい動けるようになったんです。
そこから変わっていきましたね。
料理もちゃんとできるようになりました。笑って過ごせるようになりました。

飼ってみて知ったのですがうさぎって楽しいと全身で表現するんです。
よく表情がないとか言われがちですが大好きなものを食べてるときとか飼い主と遊んでるとき、撫でてるとき、寝てるときそれはそれはびっくりするほどいろいろな顔を見せてくれます。
嫌なときは足を鳴らして怒りますし、楽しいとジャンプして走り回ります。

自分が忘れていた日々の楽しさ、時間の流れ。

この子が身をもって教えてくれました。
私には霊感などありませんが、この子が言ってることはなんとなく伝わってきます。ペットを飼っていたらそういう時ってきっとありますよね。

2年ほどかかりましたがうつ病のほうも軽快をたどっており、今も愛兎と当時彼だった主人と2人と1羽で暮らしています。

#あなたに出会えてよかった

これからもずっと幸せにしていくよ。


ここまで読んでいただきありがとうございます。
乱文ですが、書きたいことは書けたかなと思います。

さて、余談ですが以前アニマルカウンセラーの方と話したことがあります。
興味本位でうちの子と話してもらったのですがなんとも面白い返答があったのでよかったら興味ある人は次回記事も読んでみてください。



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