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ボードゲーム「カラク」プレイ記その1(1/5)
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「カラク」の2人プレイ記
ボードゲーム「カラク/Karak」/「カタコンベ・オブ・カラック」を、私星屑と妻しーぷの2人で初プレイ。
迷宮と化したカラク城を舞台に、剣闘士ビクトリアス(星屑)と盗賊アデリン(しーぷ)は財宝を求め探索をする! 恐ろしいドラゴンの巣食うダンジョンで、より多くの財宝を手にするのは、果たしてどちらのヒーローか――
カタログスペック
対象年齢:7歳以上
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:45分
概要
タイル配置型のロールプレイングゲーム。
タイルを配置することにより全貌が明らかになっていくダンジョンで、各プレイヤーはモンスターと戦い、さまざまなアイテムを獲得する。装備品を入手すれば戦闘で有利になり、カギを入手すれば宝箱を開けられる。誰かがドラゴンを討伐した時点でゲームは終了し、その時点で最も多くの財宝を手にしていたプレイヤーがゲームに勝利する。
準備
スタートダンジョンタイル
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▲スタートダンジョンタイルを、テーブルの中央に置く。
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ダンジョンタイル
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▲ダンジョンタイルをシャッフルして、
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▲みんなの手の届く場所にまとめて置く。
所持品シート
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▲各プレイヤーは、所持品シートとヒーローカードとHPトークンを受け取ってセットする。
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▲私星屑は「剣闘士のビクトリアス」。1の出目の振り直しができる【戦闘訓練】と、6の出目が出た際に再行動できる【止められない】のスキルを持つ。
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▲妻しーぷは「盗賊のアデリン」。引き分けでも戦闘に勝利できる【バックスタブ】と、モンスターをスルーできる【ステルス】のスキルを持つ。
ヒーローコマ
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▲スタートダンジョンタイルの上に各プレイヤーのヒーローコマを置く。
モンスタートークン&宝箱トークン
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▲モンスタートークンと宝箱トークンは、すべて袋の中に入れる。
スタートプレイヤー
スタートプレイヤーはダイスを振って決める。
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▲星屑は4。
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▲しーぷは5。
よって、しーぷのスタートプレイヤーでゲーム開始!
しーぷ1ターン目
しーぷ「まずは何からしたらいいの?」
星屑「自分のターンには、4タイルぶんまで移動ができる。とはいっても、見てのとおり最初はスタートダンジョンタイルしかないから、まずは上下左右のどこかに1タイルぶん移動してみて」
しーぷ「じゃあ、下に移動してみようかな」
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▲しーぷは下方向への移動を宣言。
星屑「そしたら、タイルを1枚引いて…」
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しーぷ「引いた! これが下の部屋ってわけね」
星屑「そう。それを現在地のタイルに接続させる」
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しーぷ「こんな感じ?」
星屑「OK。それで、このタイルは部屋っていうタイルで…」
しーぷ「言われてみれば、タイルの真ん中に白いスペースがあるね」
星屑「うん。その白いスペースに、袋からトークンを引いて配置することで、モンスターとの戦闘が発生したり、宝箱が見つかったりするんよ」
しーぷ「へぇ~」
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しーぷ「じゃあ、さっそく引いてみるね」
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しーぷ「じゃん! おっ、これは宝箱?」
星屑「マジか! 確率20%弱なのに引いたのか」
しーぷ「やった♪ これ、お宝がもらえるの?」
星屑「カギがあればね」
しーぷ「うわ、よく見たら、この宝箱ってばカギがかかってる…」
星屑「カギがない場合は、そのまま移動を続けられるよ」
しーぷ「私のお宝…あとで必ずカギをゲットして戻ってくるから…!」
星屑「次の移動先はどうする?」
しーぷ「このまま下で」
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星屑「次のタイルは…トンネルだね」
しーぷ「このタイルには部屋がないね」
星屑「察しのとおり、通り抜けるだけのタイルだよ」
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しーぷ「次は左に進もうかな」
星屑「ここまで2タイルぶん進んだから、あと2タイルぶん進めるね」
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しーぷ「わ、また部屋だ」
星屑「じゃあ、また袋からトークンを引いてみて」
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しーぷ「ま た 宝 箱 か !」
星屑「20%の確率を2連続で引いた…だと…?」
しーぷ「はやくカギが欲しい」
星屑「その宝箱も放置して、ラスト1タイルぶん進もうか」
しーぷ「なら、このまま左に」
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星屑「トンネルだったね」
しーぷ「ハズレかぁ」
星屑「そうとも言うかもしれない」
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▲これでしーぷは4タイルぶん移動したので、ターンエンド。
星屑1ターン目
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星屑「しーぷの後を追いかけても、開かずの宝箱があるだけだから…俺は左方向に行こうかな」
しーぷ「あれ、これって後手番の方が有利なゲーム…?」
星屑「そうかもしれない」
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星屑「引いたタイルは…テレポーテーションゲートだ」
しーぷ「なにそれ? 脱出口?」
星屑「いや、ほかにもテレポーテーションゲートのタイルが出たら、そことここを1移動消費でテレポートできるゲート」
しーぷ「通りぬけフープ的な?」
星屑「ネタが古いな! キテレツだっけ?」
しーぷ「ドラえもんだね。キテレツはてんぐの抜け穴」
星屑「よく覚えてるな!」
閑話休題。
星屑は左方向へ移動。
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星屑「部屋だ」
しーぷ「トークンは何が出るかな?」
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星屑「モンスターだ!」
こちらに鋭い剣を向ける、スケルトンウォーリアー(パワー:9)。
かつては誇り高き騎士であり、邪悪な魔法にかかってアンデッドと化してもなお、熟練の剣技を披露し、カラク城への侵入者を排除する。
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星屑「スケルトンウォーリアーのパワーは…9か。手ごわいな!」
しーぷ「これ、どうやって戦うの?」
星屑「6面ダイスを2個振って、モンスターのパワーを上回れば勝ち」
しーぷ「ということは、10以上を出さないといけないってこと?」
星屑「けど、俺は剣闘士だからね。勝ってみせるよ!」
自信満々でダイスを振る星屑だが――
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しーぷ「5じゃん。ダメじゃん」
星屑「いや、まだ終わってない!」
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星屑「剣闘士のビクトリアスには【戦闘訓練】っていうスキルがあって、1の出目は何度でも振り直すとができるんだ!」
しーぷ「ということは、1を振りなおして6になれば、もう片方の4を足して10になるのか」
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星屑「ぐは…いちたりない…!」
しーぷ「4+5で9になったね。同点の場合はどうなるの?」
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星屑「ダメージは受けないけど、直前のタイルに戻される」
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星屑「そして、戦闘が発生した場合、その結果に関係なくターン終了になる」
しーぷ「4タイルぶん移動していなくても?」
星屑「そう。今回は2タイルぶんしか移動してないけど、戦闘が発生したことで残りの2タイルぶんの移動は消滅してターン終了」
しーぷ「モンスターに追い返されたせいで、実質1タイルぶんしか進んでないよね」
星屑「あのスケルトンウォーリアー、次こそは絶対に倒す…!」
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盗賊しーぷは、宝箱を2つ発見するもののカギがなく。
剣闘士星屑は、モンスターと戦うも決着をつけられず。
ふたりの探索は、まだまだ始まったばかりだ――
(つづく)