クラウドファンディングのリターンでオンライン講座開催した時の学び
こんにちは。うさぼう（@usabo_tweet）です。
今年の3月からクラウドファンディングの手伝いをしてます。手伝いの範囲はとても幅広く、計画作成や全体統括もやっていますが、今回は個別のリターンの話。
実際のクラウドファンディング案件についてはだいち（@spountant）くんの記事がわかりやすいです。
リターンとしてオンライン講座を開催
またまただいちくんの記事ですが、
ここでリターンは3種類紹介されています。
1)「感謝のメッセージを送ります」という実質中身のないリターン
2) プロジェクトと直接関係の深いリターン
3) 持っているスキルを活かしたリターン
クラウドファンディングは商品販売ではないので、1) のようなお礼も可能なのが特徴です。
とはいえ同じ支援をするならばそれにまつわる何かお礼があると嬉しいもの。そこで2)のように関係の深いものをリターンとするのも自然です。
少し毛色が違うのが3)。もちろん全く無関係なものだと支援者も違和感を感じるかもしれません。ただ、2) だけに限定せずとも、好きや得意を提供することで支援者に喜んで頂くことは可能です。
今回ご紹介するのは、3) に該当するオンラインでのウェルスダイナミクス入門講座でした。
オンラインWD入門講座とは
ウェルスダイナミクスとは、富の力学。世の中にあふれる富を自分のほうへあるいは自分が理想とする方向へ引き寄せるためのメソッドです。
このメソッドはオフラインのセミナーや通信講座などニーズに応じて様々な教材が用意されています。その一つが1日で全体像をつかむ入門講座でした。
＜入門講座とは＞
自分ですらまだ気づいてない情熱や才能を発見し、成果に変えたい方へ！
成功者の理論をそのまま真似るのではなく、「自分が誰なのか」「自分が今どこにいるのか」を知り、自身がすでに持っている価値を存分に発揮するきっかけをつかみたい方のための講座です。
＜入門講座のメニュー＞
1) 自分の才能を知る「ウェルスダイナミクス」
2) 自分の現在地と目的地を知る「ウェルススペクトル」
3) 自分の価値を明確にする「ウェルスフィットネス」
4) チャンスを運ぶ人脈づくり「ウェルスネットワーク」
本来は4つをまとめてオフラインの対面講座として行うものですが、これを個別にバラバラで、しかもオンラインで受講できるようにしました。
1日まとまった時間がとりづらい方、地方在住などでオフラインの講座への参加が難しい方にも届けられればと考えました。
もともとは入門講座ではなくオリジナル講座を考えていた
実は企画段階では、入門講座をそのままやるのではなく、もっとオリジナル要素を加味した講座にすることも考えていました。
リターン提供を一緒に行うオンラインコミュニティ「ライフエンジン」には、ウェルスダイナミクスの認定資格を持つ人がたくさんいました。
コミュニティ内では個別にウェルスダイナミクスはもとよりウェルスフィットネスやネットワークの講座を開催したメンバーもいました。
これだけのメンバーがいればいろんなことができそう・・・
守破離、まずは守から
しかし複数のメンバーで何かを創り上げるのはとても労力と時間がかかります。打合せの結果、リターン提供までの期間を考えると、オリジナル講座は現実的ではないとの判断に至りました。
ではウェルス講座は取り下げるのか。
ここで原点回帰しました。せっかく入門講座というパッケージがあるのだから、活用しない手はないのでは。
私も含め、実際に入門講座を開催したことのないメンバーがほとんどだったので、用意されているテキストを用いて開催することには意味があると考えました。
本当はリターンメニューに開催日を提示したかった
オンライン講座を開催するにあたり、リターンメニューに日付を記載すると、都合があう人しか参加できません。
一方で日付を記載しない場合、後で日程調整することになり、複数の支援者と調整をするのは大変です（普段そのクラウドファンディングサイトのメッセージをご覧になっていない人もいらっしゃるため）。
しかし、上記のとおり講座内容を切り替えたり、切り替え後に講師をできるメンバーが確定していなかったりと、開催日を決められる状況になかった事情がありました。
候補日を複数用意して調整したり、受講できなかった方へのフォローアップを行うなど手立てはありましたが、次回やるならやはり開催日は指定したいと思います。
講座準備にあたり取り組んだこと
認定資格保持者には入門講座用のテキストや開催のための各種ツールキットが用意されています。それに基づいて講座を組み立てていきました。
しかしやっぱり実際に開催されている雰囲気を掴みたい。そこで、資格取得時のトレーナーである澤村真由美さんの入門講座を受講することにしました。
最終的にメイン講師とサブ講師を分担し合うだいちくんと2人でこの講座を受講したことがかなり講座の骨組みづくりに役立ちました。
これにより、時間の制約でワークや説明内容を削る際にも、何を外さないようにするのかが共有できたり、補足するときにも、本来であればどこで説明されるものなのかなど息を合わせることができました。
開催準備の段取りは全てチャットベース
また、講師決め、日程決め、詳細の段取りや役割分担などほとんどをオンラインコミュニティのチャットツール（Slackのようなもの）で進めました。
職業も違いますし、同じコミュニティでも別イベントや企画を並行しており、こまめに打合せを行う時間はありませんでした。
しかし決して開催に向けて手を抜いたわけではありません。
キーワードは信頼。
信頼できるコンテンツ（入門講座パッケージの徹底活用）と信頼できるメンバー（コミュニティ内で一緒した実績がある）で進められたからこそこれだけの省力化ができたと思います。
限られた資源（時間や労力）で最大限の価値を提供するために
オンライン講座を通じて、ライフエンジンの内外問わず、ウェルスダイナミクスに興味関心のある方に基礎となる知識や考え方、新しいものの見方を届けることができました。
本記事では、その舞台裏として、限られた資源（時間や労力）で最大限の価値を提供するための工夫を紹介しました。
ウェルスダイナミクスでは、 富 ＝ 価値 × レバレッジ
という富の方程式があります。
信頼できるコンテンツ、そして信頼できるメンバー同士でそれぞれの好きや得意を持ち寄ることは、最大限の価値提供につながることを改めて実感しました。
また、ウェルスダイナミクスではフローに乗る（川の流れに沿って進む。逆流を進まない）ことを目指します。
最終的に講座を実施した私を含めた3人のそれぞれが、「自分は大したことしてない・楽だった」と言っていたので、きっとうまくフローに乗ることができたのかなと思います。
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