コロナ感染中のUX・ユーザビリティ を考えてみる
こんばんは。taikiujiieです
最近コロナウイルスに感染し、少し大変な思いをしたので、その話をしたいと思います。
(現在もまだ療養中ですが、感覚が薄れないうちに記事にします)
今回のテーマはコロナウイルスに感染してからのUX、利用したサイトのユーザビリティに関して、記事にしていきたいと思います。
筆者は千葉県千葉市居住のため、扱うWEBサイトも千葉県千葉市のものになります。
今回コロナ中に利用した/しているWEBサイト、サービスは3つ
・HER-SYS 厚労省コロナ感染者等 状況把握・管理システム
→利用目的:毎日の経過観察
・ちば電子申請サービス 【新型コロナウイルス感染症】療養期間証明書
→利用目的:傷病の保険を受けるための証明書の発行
・接触確認アプリ cocoa
→利用目的:近日中に接触した方への確認の連絡
(あくまでコロナ感染時に利用した箇所をピックアップして話を進めて参ります)
ISO 9241-11/JIS Z 8521で考えてみる
上記のユーザビリティについて、今回はISO 9241-11/JIS Z 8521を拝借し考えたいと思います。◯、△、×で評価します。
●有効さ
◯ちば電子申請サービス、接触確認アプリ cocoa
目的に対して明確に自分のタスクを実行できるため◯
△HER-SYS 厚労省コロナ感染者等 状況把握・管理システム
様々なチャネルで同時に情報を提示されるため、タスクを多く見積もってしまったため△
(具体的なチャネル:病院から紙でもらう、SMS、電話)
→結果、僕個人としては、やることが多いなぁと感じ、後回しにしてしまいました
●効率
◯ちば電子申請サービス、接触確認アプリ cocoa
必要情報の記入を促され、特に答えに困る内容はないもののため◯
△HER-SYS 厚労省コロナ感染者等 状況把握・管理システム
毎日メールとパスワードの入力が面倒。。。
●満足度
◯ちば電子申請サービス、接触確認アプリ cocoa
△HER-SYS 厚労省コロナ感染者等 状況把握・管理システム
評価したものを見て、、、
サービスそのものへの印象にはズレがあるなというのが、第一印象
評価上では、なんとなく、ちば電子申請サービス、接触確認アプリ cocoaが2トップで、HER-SYS 厚労省コロナ感染者等 状況把握・管理システムが低い感じですが、体験全体で見たときの感覚は下記の通りでした。
◯ 接触確認アプリ cocoa
◯/△ HER-SYS 厚労省コロナ感染者 状況把握・管理システム
△ ちば電子申請サービス
なぜなら、当たり前のことですが、その作業を行う意味やシチュエーションに大きく影響を受けたからです。
一番自分の感覚に影響を与え問い
『今やらなきゃダメ?』『僕がやる意味あるの?』ということです。
『今やらなきゃダメ?』
病気のユーザーは想像以上に腰が重いです。
コロナに限った話ではないかもしれないですが、早く寝たいので、登録作業は最低限に済ませたいです。
また、よくわからない誰かに強制されてる感じがすごく不快感に繋がります。その点でHER-SYSはマイナスでした。
『僕がやる意味あるの?』
病気になったことを沢山登録しているのにいざ証明するとなると、申請だったり、実は発行に待ち時間に1ヶ月以上かかるのなんでという疑念があるままだったので、評価は低めでした。
保険、診療、証明など複雑に絡み合っているはずの要素を同一視してしまうことが原因だったと自己分析しました。
正直この内容をなった当時考えてはいなかったのですが、ぼんやりとこうしたマイナスな印象を感じていました。
結論
色々話しを展開しましたが、
今回の結論は、ユーザビリティ、体験のそれぞれ二つに集約されます。
①ユーザビリティ面
・重複した内容で、複数の連絡をするとタスクを過大解釈し、モチベーションが失われる(が、それは確実性とのトレードオフかもしれないので、まだ考える余地がありそう。)
・利用回数が頻度の高いものの満足度は内容以前にログインに強く引っ張られる。
②体験面
・作業そのもに疑念があると印象悪くなる。無意識下でもタスクに筋が通っているかユーザーは考えている
・病気中は極めて腰が重く、また顔の見えない誰かからの一方的な支持にはより負の感情が高まる
・複雑に絡まった問題も同一視しがち
あとがき
自分の体験一つとっても、結構色々発見があるなぁと思いました。
また、コロナになると非日常的なタスクが増えそれにも、
色々な発見があったため、それはまたまとめようと思います。
まずは早くコロナを治したいと思います。引き続きよろしくお願いします。
オミクロンでも結構しんどいので、みなさまのお体ご自愛ください。