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暑い夏のあんみつ巡り3選


毎日寝るのもつらい、出歩くのもおっくうな暑い夏2024。いかがお過ごしでしょうか。

毎日昨日の暑さを越えてきていると思うのはわたしだけ?生きてるだけでカロリー消費してる気がする。
水を飲んで、多少の塩分も補給しつつ、汗かいて過ごしましょう!わたしは甘いものの食べ過ぎでしょっぱいものを食べなかったら気持ち悪くなり焦りました。(梅干しと岩塩と水で回復、梅ってすごい、いや塩って大事)

さて、あんみつ巡りのきっかけは、友達が有名な塩大福をくれたことだったと思う。

それまであまり和菓子をもらうことはなかったが、その友達は水羊羹を家で作ったりしていて、和菓子が好きなことがうかがえたので、お返しに最近あんみつをプレゼントした。
デパ地下に売ってた、あんこに柑橘が練り込まれた、夏限定の美味しそうなやつ。
とっても美味しかったと感想と共に、門前仲町のあんみつが美味しいことを教えてもらった。
あんみつ、京都や鎌倉でしか食べてないけど食べにいきたいなと思った。いい思い出が多いからかな?

絶賛臨月で検診に行った際に、思うように体が動かない。家から出るのが趣味みたいなものなので、ストレスがたまると助産師さんに相談した。家にすぐ帰れる範囲で東京都内とかだったら全然遊びに行っていいですよ、暑いので自分の体と相談してですけど!と言ってもらえたので自分が自分に勝手にストレスかけてたなと思った。まあ、お風呂入れなくなるとか、寝れなくなるとかになったら危ないので電話してくださいと言われた。よく聞きますよね、お風呂は今のところ入れる。
何のために里帰りしなかったのか、この東京お一人ライフを最後に楽しむためだろ??と奮い立ち、億劫だけど家から出ることにした。

それまでなんとなく平日は家のことと勉強と掃除しなきゃ!と思っていたけど、その翌日から夏休みということにしようと決めた。何してもいいし、何もしなくてもいい。チャンスがあればあんみつを食べに行く。


竹むら@神田
杏白玉あんみつ、氷トッピング

氷がなんとも涼しげです。


あんみつが食べたい。ちょうど予定があったところの近くで調べたら、歩いて行ける美味しそうなあんみつ!食べに行こう!くらいで行ったら、朝ドラ、虎に翼の聖地らしく10人ほど並んでてびっくり。

15:30くらいだったのでおやつどきだったのか。
ご夫婦、職場の同僚?(多分美味しいもの同好会みたいな男女4人)、おじいちゃんおばあちゃんと孫、の後ろに並ぶと、20代女性4人組が「今日空いてる〜!」と並んできた。
くそう舐めてた。ちょっと歩いてきたから疲れていたが、こうなるともう並ぶしかない。せめて虎に翼見ておきたかった。

外のメニューに、あげまんじゅうや、かき氷が並んでいて、かき氷いいなあと思う。
「揚げまんじゅうは絶対に食べた方がいい!」と美味しいもの同好会が言ってるのが聞こえるから食べたいが、2個からしか売ってないのと晩ご飯が食べられなくなるからパスだ。

20分くらいで入れて、店内は余裕があった。
メニューをみて杏あんみつだな、白玉もいる、と決める。
でもかき氷も諦められず、トッピングできますか?と聞いたらイレギュラーだったよう。
トッピングの欄に、白玉(4個)+200円とかあんず(2枚)とかの横にちゃんと氷+100円って書いてあったから聞いてみた。でも、「え、あんみつに氷…ですか?あんず白玉あんみつに?ちょっと聞いてきます…」と店員さんに言われた。甘味処ルールがわからないため、邪道すぎて追い出されるかと思った。
確かに、クリームあんみつは主流だが、氷あんみつは聞いたことがない。クリームは甘すぎてあんみつの均衡を壊すと判断した。
「できるらしいです!」と店員さんが言ってくれたのでお願いした。

以外と女性の1人客や、若い男性の2人客が多くて驚く。
老夫婦など、普段みない客層を見れるの楽しい。
想像よりすぐ、5分くらいででてきた。
かわいい。氷あんみつ。
「これでよかったですかね?」と店員さんに聞かれて、はい!と答える。そんなさぐりさぐりでやってくださって申し訳ない。

黒蜜をかけて、氷を崩しながらあんみつと食べた。
絶品〜〜。
宝探しのように、氷の山の中からざくざくいろんなものが出てきて楽しい。
あんこが美味しい。久しぶりに和菓子屋さんのあんこを食べたからか、身体への染み込み方が違う。初めから必要な栄養だとわかっていたかのように、するすると吸収されていく。
なんというか身体と凹凸があっている。この時期、身体に合わないものを食べるのが苦痛なのでその真逆でぴったり合うものが食べられて嬉しい。

白玉もっちもち、寒天もとても美味しくて、あんずの酸味と黒蜜と氷でかなりの満足感。
夏の甘味処ってオアシスだ。


食べかけですみません、あんみつも見せとかないと
東京都選定歴史的建造物に指定された、貴重な建物にある甘味処。奇跡的に戦災から焼け残ったらしい。





甘味処 いり江@門前仲町
あんずあんみつ、白玉トッピング

きらきらのあんこと黒蜜

寒天が有名なお店。小さめの寒天がたくさん入っていて嬉しい。
が、わたしが感動したのは寒天はもちろんのこと、豆がおいしい!!
豆が美味しいあんみつ初めてかも。柔らかい。渋みがない。あんみつの豆って固くてしぶくないですか??(おこちゃま)
隣の女性は豆かんを頼んでいて、豆かんの魅力は私にはまだわからないな…と思っていたけどこのお店のはわかる。これだけで食べれる。

あんこがこし餡で、とてもお上品な甘さ。たっぷり入っていて嬉しい。甘さがあるので黒蜜を半分しかかけなかった。
かなり大好きだ〜また来たい。

横にいたおばあちゃん達が、1000万円の遺産の話をして帰って行った。わたしがあんみつを半分食べたころに隣に来たおばあちゃん達は街の権力者たちの話してる。
こんな人たちに投票で勝てるわけないんだよな…

ラストオーダーを聞かれて、結構ですと伝えた。
隣の女性がまさかの「あんみつもう一杯」と照れた顔で伝えて、わかる〜食べたい〜となった。
あんみつもう一杯食べたい。けど、晩ご飯が食べれなくなるのでだめなのだ…。

あんみつ二軒目を巡ったことで、これは東京で近場の甘味処を行ける範囲で行きたい!と思った。

そう、甘味処に氷はつきものなのです。
のれんもかわいい




船橋屋亀戸天神前本店@亀戸
白玉あんみつ

つやつや。羊羹と葛切りも乗ってて豪華


墨田区にくる予定があったのでちょっと足を伸ばしてみた。
脳みそが茹だるほど暑い中歩いていると、突如現れた涼しげな藤棚。藤棚の下には鯉が泳いでいる。お水、あつくないかい?
13:20に来たが、店内は満席とのことで少し待った。外なら空いてますが…と言っていただくが、この暑さで外を選ぶ勇気はなかった。
そうしている間に、わたしの後ろに列が伸びていく。

店内は明るく天井が高く、9割がかき氷を食べていた。
いや、私以外みんなかき氷なので9.5割だ。かき氷でっかくて味が多くて美味しそう…青梅味食べたい…
梅味に目がないが、わたしは迷わず白玉あんみつを頼んだ。やっぱり、氷も羨ましい。

こちらのお店のあんみつはすでに黒蜜がかかっていた。
くず餅が有名とのことで、くず餅とようかんが乗っかっていた。嬉しい。
さくさくの寒天がびっしり入っていて、外の藤棚をみながら食べると涼しい気持ちになる。
豆が多くて、豆苦手民からするとちょっとハードだった。
あと羊羹やらあんこやらの甘さが強いので黒蜜は自分でかけたいなあと思った。完全に好みの問題。

藤棚がとても涼しげ
甘味処の近くにはいつも神社あり



あと2件くらい巡りたいと考えていたが、ここで取り憑いていたあんみつが成仏してしまった。というか単純に一気に食べすぎた。
基本的に有名店のあんみつは美味しい。夏に嬉しい食べやすさ、暑くて茹っていた頭をほっこりさせてくれる。これがかき氷だったらなんだかちょっと罪悪感なのだ、キーンとしてお腹も冷えるし。

実は3日連続であんみつを食べてしまって血糖値が気になる。あんこだから上がりにくいとはいえ、甘いのは甘い。あんみつ巡りの続きは来年落ち着いたらにしたい。

甘味処のいいところは、非日常の空間、涼しげな店内、昔ながらの空気感、たくさんある。
ぜひ、この暑い夏に甘味を求めてはどうでしょうか。

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