よくある話
先日在宅勤務時にインターホンのチャイムが鳴った。荷物が届く予定はないけどな、と思いつつ出てみると、インターホンの画面にはケミストリーの川端似の作業員っぽい人物が立っている。直接話がしたいと言うけれど、玄関に出るのも面倒なのでインターホン越しに話をすることにした。ちょうど聞いているだけの会議中だったので、多少相手をしても問題はない。
川端似の作業員氏曰く「近所で工事をしている者ですが、お宅の屋根に破損が見えます。このままだと危ないので調べましょうか」
おおこれは有名なあれだ。業者を屋根に上げると、屋根を壊して写真を撮りこのままだと大変なことになりますよ、と脅すやつ!とワクワクする私。コロナ全盛期は完全に姿を消していたけれど、君たちも活動を再開したのだな。
「いつもお願いしている工務店さんがあるのでそちらにお願いして確かめてもらいますねー。ありがとうございまーす」と、明らかに浮かれた声でお返事する私。当然そんな懇意にしている工務店は無いわけで。
「あの、釘が出てるんでゴニョゴニョ」と語尾が弱くなる作業員氏。「それじゃ」と言いそのままお帰りになった。
会議はまだ続いていた。偉い人が持論を展開している。