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やりたいことが見つからないのは、付帯条件のせい
やりたいことって、あってもなくても別にどっちでもいいと思うんです。やりたいことがある方が頑張れるならやりたいことを探したらいいし、やりたいことがなくてもその場の流れにのって楽しく過ごせるならそれでも全然いい。自分が満足度高く生きられることが大切だと思っています。
でも、キャリア相談にのっていると「やりたいことがあった方が頑張れると思うから見つけたいけど、なかなか見つからない」という方が沢山います。そして、そんな方々と話していて、過去に自分がやりたいことを見つけられなかったときと共通点を見つけたので、今日はやりたいことが見つからない理由について、書いてみたいと思います。
やりたいことには、条件がある
わたしがやりたいこと探しをしていたとき、「やりたいことが見つからない」と言いつつも、本当に何も頭に浮かんでいなかったわけではありません。むしろ、いくつか項目は浮かんでいて、これかな?それともこっちかな…?と頭の中で吟味しているような感じでした。
正確にいうなら、頭に浮かぶものはあるけど、これが本当にやりたいことなのか?っていう確信がもてないという状態だったと思います。そして、キャリア面談でお話する方にも、そういう方が多くいました。
じゃあ、なぜ確信がもてないのか?ということなのですが、これは「やりたいこと」と認めるために必要な条件が沢山あるから、だと思っています。
純粋に、その物事に対してやってみたいかどうか、ということだけではなくて、仕事としてやっていくとなった場合には「いまの安定や収入は失わずに、プラスで心からやりがいを感じられる仕事」というような、収入や成功が付帯条件になっている場合が多いのです。(わたしもそうでした)
でも、本来やりたいことっていうのは、やりがいを感じられる=自分の価値観が満たされることなので、=稼げるにはならない。それは別の問題なんですね。つまり、まず「自分の価値観が満たされるやりたいこと」を認識して、それでどうやって稼いでいくのかを考える、という順番が正しいのではないか、と思っています。
自分らしく生きるということ
「やりたいことが見つからない」と思っているうちは、確信がもてないので行動できません。でも、稼ぎ方は分からないけどやりたいことは見つかった、という状態なら、稼げるようにするには?を考える、という行動ができます。
だから、まずは色んな制約や条件を一旦除外して、フラットに「価値観が満たされる、やりたいこと」を考えてみてほしいなと思います。
すぐにやりたいことで稼げる道が見つかるかもしれないし、見つからないかもしれない。でも、そうやって一歩ずつ自分の足で自分の人生を進めていくことが、自分らしく生きるということではないかと思うのです。
なんだか偉そうに語ってしまいましたが、かくいうわたしも、今現在、一歩ずつ歩いているところです。やりたいことで生きるのは決して楽ではないと思うし、それなりの覚悟が必要だったりすることもあると思います。でも、その道を歩くのは険しくも楽しいのだと、そんな風にも感じています。