昨日のNY株式市場概況(2024年10月22日)
S&P500:5,851.20(▲0.05%)
ダウ30:42,924.89(▲0.02%)
Nasdaq:18,573.13(+0.18%)
IMFが発表した経済見通しでは米国の成長率が引き上げられたことが好感されましたが、10年国債利回りが一段上昇したこともあり、強弱まちまちの展開となりました。金利に敏感な住宅が続落し、重工も下落。一方で、銀行や医薬のほか、メガキャップもマイクロソフト(MSFT)が+2.1%など堅調で、NASDAQは小幅上昇しました。
決算発表が相次いでいますが、内容で明暗が大きく分かれています。
加熱式たばこの好調で収益が予想上回ったフィリップモリス(PM)が+10.5%、同じく収益が予想を上回り、年間の利益予想の下限を引き上げたゼネラル・モータース(GM)も+9.8%と急騰しました。
これに対し、全体の収益は予想を上回り年間の見通しを引き上げたものの、主軸の商用エンジン・サービス部門が予想を下回り、供給見通しへの不安からGEエアロスペース(GE)は▲9.1%と急落しました。
利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回ったロッキード・マーチン(LMT)が▲6.1%、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)も▲5.0%と大きく下落しました。
収益が予想を下回り、年間の見通しを引き下げた自動車部品販売のジェニュイン・パーツ(GPC)は▲21.0%の大幅な下落となっています。