<今週の主要統計・イベント(5/27~5/31)>
先週の最大の注目イベントだったエヌビディアの2024年2~4月期の決算発表は、またもや売上高、利益ともに予想を上回りました。
ただ、5月のPMI(購買担当者景気指数)が製造業、非製造業ともに予想を上回り、インフレ圧力の根強さを再確認する格好となり、株価を押し下げる結果となりました。
今週は、週明け27日が「Memorial Day」で休日ですが、週の前半はFRB高官のスピーチ、週後半には、月末ということもあり重要指標の発表を控えています。
FRB高官の発言は、先週発表されたFOMC議事録の内容から大幅にかい離するような発言は、おそらくなさそうです。
30日(木)に1~3月期のGDP改定値、そして31日(金)には4月のPCE(個人消費支出)物価指数が発表されます。GDPは先月発表の速報値、PCEは3月の数値とほぼ同じとの予想になっています。
したがって、大きなサプライズがなければ、市場は比較的穏やかに推移することが見込まれます。