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マイクロソフト決算発表(2024年7~9月期)

マイクロソフトは1975年に設立された世界最大級のグローバル・テクノロジー企業で、ソフトウェア、ハードウェア、クラウドサービス、エンタープライズソリューション、ゲーム、人工知能(AI)など、多岐にわたる分野で事業を展開しています。

1980年代に「MS-DOS」、90年代に入り「Windows」OSを発表し、パソコン市場で圧倒的なシェアを獲得すると、その後は「Microsoft Office」などのソフトウェア製品を次々とリリースしてきました。

また「Azure」を軸にクラウドサービスが急成長しています。
直近ではAIを活用した取り組みを強化しており、Open AIとの提携により、同社のAIサービス「Chat-GPT」を組み込んだサービスを展開しています。
「Microsoft 365(Word、Excel、PowerPointなど)」にはAIアシスタントの「Copilot」を統合し、個人向けにもAIを開放しています。

2000年代に入り「Xbox」で市場参入したゲームビジネスは、昨年、アクティビジョン・ブリザードの買収を完了、大型タイトルを傘下に収め、一段と影響力を増すことになります。


四半期決算概要

マイクロソフトは10月30日に、2024年7~9月期の四半期決算を発表しました。概要は以下の通りです。

決算資料より作成

売上高

売上高は655億7400万㌦で、前年の同じ期と比べ16.0%増加しました。
事前の予想平均(645億1000万㌦:Yahoo Finane)を上回り、これで2ケタ増収は5四半期連続となりました。

製品売上高は152億7200万㌦で1.7%減少しましたが、サービスその他の売上高は503億1300万㌦で22.8%増と大きく増加しています。

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