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<今週の主要統計・注目イベント(2/12~2/16)>
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今月に入り、景気や雇用の底堅さを確認する指標の発表が相次ぎました。
早期利下げの観測は後退しましたが、予想を上回る決算から企業業績に対する期待感が高まり、株式市場は堅調に推移し、S&P500指数は5000の大台を突破しました。
今週の最大の注目は、13日に発表される1月の消費者物価指数(CPI)です。先週末に年次改定が実施され、12月の前月比伸び率は0.3%から0.2%へと鈍化する結果となりました。1月のCPIは前年比で総合指数が2.9%、コア指数が3.8%といずれも前月の伸びを下回る予想となっています。
15日の小売売上高も注目されます。12月は年末商戦が好調だったことを受け予想を上回る伸びを示しました。1月は総合で+0.1%、自動車を除くコアで+0.2%の伸びが予想されています。
この両指標の結果を受けたFRB高官の発言にも注目が集まります。
15日にはFRBウォラー理事とアトランタ連銀のボスティック総裁、16日にはサンフランシスコ連銀のデーリー総裁がスピーチを行います。
CMEのFedWatchでは、3月のFOMCで利下げとの見方は16%まで低下し、実質的に、利下げ開始は5月か6月かというところに焦点が移っています。
週後半の高官発言で利下げ時期を巡るヒントが得られるかどうか、市場は固唾をのんで見守ることになりそうです。