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<今週の米国主要統計・イベント(2/17~2/21)>

先週は、FRBパウエル議長が上下院で議会証言を行い、インフレが高止まりしていること、雇用情勢が堅調なことを背景に、利下げを急がないとの説明を行いました。
ちょうど同じタイミングで発表された1月のCPI(消費者物価指数)は前月比、前年比ともに伸びが予想を上回り、パウエル議長の発言を裏付ける格好となりました。

トランプ大統領は、鉄鋼とアルミニウムに25%の関税を課すとの大統領令に署名しました。また、相互関税の調査を指示する大統領令にも署名しましたが、即時実施には踏み込まなかったことから、マーケットに漂っていた過度の警戒感は後退しました。

関税に関しては今週も目が離せない状況が続きます。
トランプ大統領は、2月18日に石油・天然ガス、銅、半導体、医薬品の輸入品に関税を課すことを表明しています。

これらの措置によって、インフレ、雇用、経済にどのような影響が出てくるのか、見えていません。今週は大きな指標の発表はないだけに、一段とトランプ大統領の発言に反応する展開も予想されます。

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