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<今週の主要統計・イベント(7/15~7/19)>

先週は、FRBパウエル議長が2日間にわたり上院と下院で議会証言を行い、
・インフレ2%目標にはまだ達していないが、進展はしていて自信はある
・現在の状況は、利下げが早すぎればインフレ再燃、遅すぎれば経済と雇用の弱体化という両面のリスクに直面している
・より良いデータが得られればさらに確信が強まる
・データに基づいて必要と判断すれば政治日程に関わらず決定を下す
という内容のことを述べています。

もう一つの注目ポイントだった6月のCPI(消費者物価指数)は、前月比▲0.1%と予想外に下落し、インフレ抑制が効いていることが示されました。

これらの材料を受け、9月利下げへの期待は一段と高まってきました。

今週は16日に重要な指標の一つである6月の小売売上高が発表されます。
予想は前月比▲0.2%と、再び消費の落ち込みが懸念される状況になっています。予想通りの展開となれば、さらにまた一歩、利下げへ近づくことになるだけに、注目されます。

今週は2024年4~6月期の決算発表が本格化します。
とくに半導体やIT大手などを中心に好業績が見込まれていますが、景気の先行きに懸念が広がっているなかでは、7~9月期以降をどのように見通すのかに注目が集まりそうです。


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