昨日のNY株式市場概況(2024年10月11日)
S&P500:5,815.03(+0.61%)
ダウ30:42,863.86(+0.97%)
Nasdaq:18,342.94(+0.33%)
9月の生産者物価指数(PPI)は前月比横ばいと予想(+0.1%)を下回りました。これを受け、11月のFOMCでの利下げが見送られるとの懸念は後退、景気の底堅さを背景に買い安心感が広がり、ほぼ全面高の展開でした。
金融機関の7~9月期の決算発表がスタートしました。収益が予想を上回ったウェルズ・ファーゴ(WFC)が+5.6%、同じく収益が予想を上回り、年間の金利収入見通しを引き上げたJPモルガン・チェース(JPM)が+4.4%と急伸しました。2行の好決算は全体に波及し、銀行株は大幅高となりました。
好決算で運用資産額が過去最高となったブラックロック(BLK)も+3.6%と大きく上昇しました。
注目されていたイベントでロボットタクシーを発表したものの、詳細な情報がなかったため、失望感からテスラ(TSLA)は▲8.8%と急落しました。一方、ロボットタクシーの影響が懸念されていたウーバー・テクノロジーズ(UBER)は、詳細情報がなかったことから懸念が和らぎ、+10.8%と急騰しました。
予想を上回る収益を発表した産業用資材のファスナル(FAST)も+9.8%と急騰しました。