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<今週の主要統計・イベント(2024/4/8~4/12)>

先週はISM景況感指数や雇用統計など重要指標の発表が相次ぎましたが、いずれも足元の景気の底堅さを確認する結果となりました。
そんななかで、一部のFRB高官からは、インフレの抑制が進行しない場合は利下げ開始先送りの可能性を示唆する発言も飛び出し、株式市場が大きく動揺する場面も見られました。

インフレ状況を確認するという意味で、今週は10日(水)に発表される3月のCPI(消費者物価指数)と、11日(木)の3月のPPI(生産者物価指数)が最大の注目指標となります。前月比の伸びは2月と比べ鈍化するとの予想になっていますが、中東情勢が一段と不安定になっていることもあり、予想外の展開となる可能性もあります。

10日には3月のFOMC(連邦公開市場委員会)の議事録が公開されます。
足元では、メンバー間で利下げに関するスタンスが微妙に異なっていて、一枚岩ではないとの指摘も聞こえてきますが、この議事録の内容から、今後の展開へのヒントが得られるかもしれません。

10日のデルタ航空を皮切りに、2024年1~3月期の決算発表がスタートします。12日にはJPモルガン・チェース、シティグループが決算を発表します。利下げ判断に関わる材料に加えて、企業業績にも注意が必要です。


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