昨日のNY株式市場概況(2024年11月8日)
S&P500:5,995.54(+0.38%)
ダウ30:43,988.99(+0.59%)
Nasdaq:19,286.78(+0.09%)
大統領選での早期のトランプ氏勝利確定の余波とFRBの利下げを背景に、強気ムードが続くなかで買い安心感が広がりました。
ダウ平均株価に採用されたエヌビディア(NVDA)が▲0.8%、アマゾン(AMZN)が▲0.9%など、メガキャップは連騰の反動で小幅下落となりましたが、小売や不動産が続伸し、金融や重工、公益も反発したことから、S&P500、ダウ平均株価、NASDAQはともに最高値を更新しました。
イーロン・マスクCEOとトランプ氏との親密な関係もありテスラ(TSLA)が+8.2%と大幅続伸しました。
一方で、トランプ氏が掲げる関税政策により貿易戦争への懸念が高まり、農業機械のディア(DE)が▲4.2%、ダウ平均株価からの除外もありダウ(DOW)は▲4.9%と大きく下落するなど、農業や化学は総じて軟調でした。
決算銘柄では、予想を上回る好決算と自社株買い10億ドル増額を発表したサイバーセキュリティのフォーティネット(FTNT)が+10.0%と大きく上昇しました。
売上高は予想をわずかに上回り、利益は予想と一致したものの、通期の見通しを引き下げたアカマイ・テクノロジーズ(AKAM)は▲14.4%と急落しました。
売上高は予想を上回ったものの、利益が予想を下回ったAirbnb(ABNB)は▲8.7%と大幅な下落となりました。