見出し画像

昨日のNY株式市場概況(2024年7月18日)

S&P500:5,544.59(▲0.78%)
ダウ30:40,665.02(▲1.29%)
Nasdaq:17,871.22(▲0.70%)

新規失業保険申請件数が24万3000人と予想(22万9000人)を上回りました。これまで雇用関連の指標の軟化は利下げに向けたプラスの材料とみられてきましたが、景気先行きへのマイナスの懸念が上回ってきました。

前日までの出遅れ銘柄や景気敏感株の上昇の反動もあり、利益確定売りが優勢でした。ITソフトウェア関連が続落したほか、銀行やヘルスケアが大きく下落、重工や小売も軟調でした。

一方で前日急落した半導体は、エヌビディア(NVDA)+2.6%、ブロードコム(AVGO)+2.9%など反発が目立ちました。住宅も上昇し、エネルギーも総じて堅調な展開でした。

予想を上回る好決算のユニフォーム・清掃用品のシンタス(CTAS)が+5.5%と大きく上昇しました。売上高が予想を下回り、グローバル拡大計画を縮小するドミノピザ(DPZ)は▲13.6%と急落しました。
競合ロシュの減量治療薬の試験結果が良好だったことを受け、成長分野での競争が激しくなる可能性があるとの見方から、イーライリリー(LLY)は▲6.3%と大幅な下落となりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?