No.9-秋といえば、ススキ。
【生けた日】2021/09/7(日)夕
今回はいつもの花屋さんですっとしたススキをみつけて、シンプルに生けたくなった。
【花の種類】葉と花
開ききっていないススキは、その縦線が見事に目を引き、これにフォーカスし、すっきりした作品を作りたいと思いました。ススキを主にするか、添えにするか、扱いをどうにでもできますが、秋には必ず手に取る好きな花材ののひとつです。それをあえて、主張のすごく強い菊との2種生け、競演としました。
ススキ
菊(フエゴダーク)珍しい、ちょっとおどろおどろしいが、立派な大菊。
【花器】茶色の焼き物
頻度が高い投げ入れ。あまり自由がない花器だけに、どう可能性を広げるかがかえっていい挑戦となります。
【ポイント】縦線にこだわる
縦線を花器からススキで1本だけ作ります。そこへ菊もきょうだいのように縦に2本ならべただけの配置。よくみると、強気の菊の奥にそっと伸びるススキの葉。直線に対して挑戦的な細い線。気に入りました。
【花の価格】1,200円程度
まちがいない価格。リーズナブルに美しい花を個人宅で生け続けています。
【作品】
ススキが主役の一作。
菊の葉もいい添えとなり、ススキの直線を応援しています。3本ではなく2本ずつ、というのが気に入っています。わびさびのテイスト気分ですね。
【まとめ】
ススキの奥のよれよれっとした葉と、大きな菊の元気すぎる葉を抑えめに縦に入れたことで縦がよく出ました。秋口に大満足の和作品でした。
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かしこ
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