#17 見かけの好不調に惑わされない
僕は、頑張れるときは頑張れて、頑張れないときは頑張れない人間です。
悲しいことに、仕事では現場に出ない日が続けば勘は鈍るし、学業も時間が経てば多くのことが頭から抜けています。
食事や睡眠などの生活習慣だって影響し、何事においても、上手くいく日もあれば、上手くいかない日もあります。
何かを継続したところで、時間に伴って右肩上がりに出せる成果が上がることの方が珍しく、株価のように日々上がったり下がったりの繰り返しです。
そんな時、底値のタイミングだけで自分を評価してしまい、上手くいってる時はただの偶然・運だと思ってしまうことがあります。
もしくは逆に、上手くいっている時点だけで自分を評価し、調子の悪い時は「こんなのは自分じゃない!」と目を背けてしまう。
それぞれ1つの考え方なのですが、どちらも自己受容に欠けているなと反省をします。
当たり前のようにできていたことが、時としてできなくなることがあるのは当然の事実。
人生山あり谷ありとは言いますが、これは単なる心がけではなく、そういうものなのです。
淡々と成果を出すことも一定大切である一方、諸行無常の毎日の中で生きている以上、いくら頑張ったところで限度があります。
好調な時も自分、不調な時も自分。どれも全て自分。と受け入れておかなければ、努力のハードルが一気に高くなります。
頑張った後で落ちるのが怖いから。
積み上げてきた経験や知識は、時に新鮮さや再現性が失われることはあるものの、全くのゼロになることはありません。
別の形に変化しながら、必ず自身の中のどこかに生きているものです。
上手くいかない時に、「後戻りしてしまった」と自分に失望してしまったら、目に見えるものだけに囚われてしまっている証拠だと考えましょう。
見かけの成長に囚われず、結果の出ない時期を怖がらず、自分のやりたいことをやっていく。
これを大切にすることで、色々なことに対してもっと気軽に頑張れるようになるんじゃないかなと思います。