#21 「サボりやすい環境か」という職場選びの基準
サボりというと語弊がありますが、自分の時間や居場所を自分で管理できる職場環境を選びませんか?というお話です。
外回りの仕事の人はご経験あるかと思いますが、営業時代の僕は商談が早く終わった時や、忙しい日が続いて疲れた時には、カフェなんかでよくひと休みをしていたものです。
今はリモートワーク下なので、体が疲れたら横になりながらスマホで仕事をしますし、昼休み以外に仮眠をとることもしばしばあります。
(もちろんやるべきことはきちんとやりながら。)
この毎日の過ごし方は、学生時代からずっと同じで、学校の授業中に寝ない日はなかったですし、決まった時間に決まった勉強をしなければいけない環境に耐えられないとも思っていました。
自分の特性でもあるのですが、長時間みんなと同じようにじっと何かをすることが大の苦手なんですよね。
なので、毎日出社して同じデスクでひたすら似た作業を続け、離席する時は必ず報告が必要。みたいな職場は自分にとっては最悪で、1ヶ月もすれば心が病んでしまう自信があります。
仕事は苦役なんだから、それくらい我慢しろ!という価値観もあるのかもしれませんが、どうせなら気持ちの負担が軽い方が頑張れるし、楽に結果を出せるじゃないですか。
同じ労働時間でも、ぶっ通しで8時間働くのと、適度に休みながら8時間を小分けに働くのとでは、後者の方が圧倒的にストレスがかかりにくいですし、濃い時間を過ごせている実感があります。
自分にとって、仕事を好きな時にサボれるというのは、仕事のパフォーマンスや人生の幸福度を維持する上で欠かせない要素なのですが、これは何も自分に限った話ではないのでは?と思います。
社会的に見ても、今後は企業の人事制度は裁量労働制が主流となり、仕事を時間で計ることがナンセンスな時代がやってきます。
それに伴い、働き方の多様化はどんどん加速し、様々な業界において、サラリーマンでも仕事スタイルをより選べるようになってくるはずです。
就職・転職において、「好きを仕事にしたい!」という人も多いですが、そんな曖昧で不確定な基準より、
「働く場所や時間、業務の組み立てを自分で決められるか」という方が、ずっと確実な判断軸ですし、幸福度は上がりやすいのではと個人的には思います。
仕事選びの軸は人それぞれだとは思いますが、年収や職種、勤務地だけが全てではありません。「自由度の高い働き方を実現できるか?」というのは、ひょっとして結構大切な判断軸なのでは?と是非皆さんに検討してみてほしいなと思います。