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ややこしや

怒涛の1ヶ月だったな。12月もどうなることやら。忙しさもあるけれど、仕事上の人間関係のややこしさが心だけでなく体に堪える。


上記のお呼ばれはそこそこ丁寧に受け止めることが出来た。思ったよりは穏便な提案だったのでしばらくは様子を見る形で過ぎていった。しかし、また問題が起きた。
今度は、私を呼びつけたそのグループ内での仲間割れだ。いつかはそうなるグループだと思っていたが、予想より早々に結末を迎えた。
4人のうちの1人が、このやり方は間違っていると言い始めたそうで、それが大喧嘩に発展した。同じ敵がいる間だけの仲間ということだったのだろう。

結局の所、陰口を言ってうさを晴らし合う仲間では、本当の信頼関係や協力関係は築けないのだ。陰口を言い合う仲間は、ふとしたきっかけで「自分のことも陰口言われているかもしれない」と不安になるのだから。意見の違いを乗り越えて、より良い関係やバランスを模索していこうという忍耐強い柔軟さがないと継続出来ないのだ。裏に利己的な動機があって、かつ誰もなんらかの自己犠牲をしないなら、倒れるのは早い。

子どもの頃、父親に「やっぱり家族に必要なのは愛情とか思いやりじゃない?会社では違うのかもしれないけど」って提言したら「いや、会社でも愛情と思いやりが大事だよ」って言ってたのを思い出した。
どの口が言ってんだよってくらい、鈍くて頑固でワンマンな父親だったけど、大事なことは分かっていたようだ。そして、分かっていることとやることは、また別の問題なのである。

そのグループはみな女性なのだけれど、僕にしっかりと話を聞いてもらえたというのは、何はともあれ良かったようだった(そう言ってもらえた)。言葉の使い方は特に難しい。僕は仕事ではとても無口だ。でも、もっと話した方がいいのかもしれない。逆に家では子どもみたいなことをしゃべっている。家でくつろげるのはいっしょに子どもみたいでいてくれる妻のおかげで、感謝している。
苦手だけど、やらなくてはならぬ事もある。でも、上手くいくかどうかは、いつもわからない。人間関係はいつもややこしくて、正解がない。

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