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やさしいひとに

いつぞやの記事で「やさしいひとになってほしい」という願いの違和感について書いた。ふと、相方はどう思っているだろうかと聞いてみた。

「息子に、やさしいひとになってほしいって思う?」

「うーん、意地悪をしたり、悪口を言ったりするのを楽しんでいたら嫌だな。
でもやめなさいって注意するよりも、本人の気持ちとか、何があってそんなことを言っているのかを理解してあげようとするかな。」

何その優しい回答。悪口を言ってたら「悪口は辞めなさい」って言わないの?どうして悪口を言っているのかっていう気持ちを聞こうとしてくれるの?ええやん。気持ちを理解してもらったら、優しい感情も出て来るかもなと思ったので、さらに聞いてみる。

「いいね、それ。あの、それと同じ聞き方をさ、私にもやってくれる?ぶつぶつ言ってる時とかにさ、そうやって聞いてもらったら嬉しいかも。」

「ええ……、やらないよ!笑
だって、あなたは、なんというかチームメイトだから。なんでだろうね、何かできないよ!ほうっておく!」

なにそれ!!
笑ってしまった。息子にはやってあげたいけど、チームメイトである伴侶にはやってくれないらしい。夫婦でも、積極的傾聴、してもらったら気持ちよさそうなんだけどなぁ。私は、わりとそんな気持ちで相方の話を聞こうとはしてるんだけどな、と聞いてみた。

「ん?まぁねぇ。そうねぇ。(ごにょごにょ)」

息子の応援隊として、お互いに良きチームメイトになれれば、ひと先ずは良いか。というか、今は体力気力ともに息子へ全集中ということだろう。

私はだいぶ先の将来のことをいろいろと考えている。相方は二、三年先のことをいろいろと考えている。違う角度から、あれやこれやと考えている。興味深い。

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