手書きPOP文字の書き方基本ルール【図解と要点】手書きPOP(ポップ)の書き方講座
この講座は手書きPOPを書きたい方のために私が受講した日本POPサミット講師のPOP研修をもとに構成しています。
手書きPOP(ポップ)の書き方講座の第2回目は手書きPOP(ポップ)文字の書き方の基本ルールです。
手書きPOP(ポップ)文字の書き方基本ルールについて図解と要点でわかりやすく解説します。
手書きPOP(ポップ)文字の書き方基本ルール
POP(ポップ)文字は「書く」というより「描く」という感じです。
「文字」というより「絵」と言ったほうが合っています。
POP(ポップ)文字は絵ですから正確さよりも見やすさや伝わりやすさを重視します。
(誤字はいけませんが)
筆順無視、2度繰りOK、何でもありの手書きPOP(ポップ)文字にも書き方の基本ルールがあります。
POP(ポップ)文字の書き方基本ルール
POP文字の書き方①ふっくら大きくマス目いっぱいに書く
POP文字の書き方②右肩上がりにしないで水平に書く
POP文字の書き方③筆圧を変えず端ははねないで止めて書く
POP文字の書き方④コピーは文字間隔を詰めブロックにして書く
POP文字の書き方⑤各文字の特徴でバランスを取って書く
POP文字の書き方⑥改行は文字高さの1/2~1/3開ける
POP文字の書き方⑦筆文字は「へん」と「つくり」の1画目を太くする
POP文字の書き方⑧値段はわかりやすく、安く感じるように書く
POP(ポップ)文字の書き方の基本ルールのネライは
一目で伝わりわかるようにする
力強くして訴求力を高める
明るいイメージにして前向きな感情にする
筆文字ではリズム感を出して読みやすくする
筆文字で目を引くように注目度を高める
ためです。
POP(ポップ)文字の書き方の基本ルールを解説していきます。
POP文字の書き方①
ふっくら大きくマス目いっぱいに書く
丸い部分を大きく書くことで、ふっくらとした懐の大きな文字になります。
POPの文字が独特なのはふっくらとマス目いっぱいに書くからです。
ふっくらとした文字は優しく穏やかで、かわいく明るいイメージに繋がります。
線をマス目いっぱいに書くと優しいけれど見やすく、力強い文字になります。
例では文字の力強さや存在感がまるで違います。
POP文字の書き方②
右肩上がりにしないで水平に書く
右肩上がりにすると字の上下が揃わず読みづらくなり、力強さも出てきません。
水平に書くことで読みやすく訴求力が出て、かわいい文字になります。
POP文字の書き方③
筆圧を変えず端ははねないで止めて書く
書くスピードや筆圧を変えないと文字がかすれず見苦しくなりません。
また、滲んで太くならずきれいに見えます。
書くスピードが一定だとガタガタにならずにかわいい文字になります。
「はらい」や「はね」が細くならずに力強い文字になります。
上の「すいかの赤色」の例を見ると力強さがわかります。
POP文字の書き方④
コピーは文字間隔を詰めブロックにして書く
文字には
・直音(普通のもの)
・濁音(だ、ば、がなど)
・半濁音(ぱ、ぴ、ぷ、など)
・拗音(ゃ、ゅ、ょ)
・促音(っ)
・撥音(ん)
・長音(-)
があります。
拗音(ゃ、ゅ、ょ)、促音(っ)長音(-)は小さくして書く場所を工夫して詰めて書きます。
文字間隔を詰めブロックにして書くと一目でわかるように見やすくなります。
注目されやすくなり訴求感も強くなります。
上図で見るとコピーが引き締まって見えるでしょう?
ブロックの数が伝えたいことの数となりメッセージが伝わりやすくなります。
ブロックの大きいものほど注目されますので見る順・読む順を暗示できます。
POP文字の書き方⑤
各文字の特徴でバランスを取って書く
文字にはそれぞれ形の違いや画数の多少などの特徴があります。
単純にマス目いっぱいに描いて文章にしていくとバランスが悪くなります。
見にくくなったり、伝わりにくくなったりする場合があります。
各文字の特徴を活かしながら文字間のバランスを取って見やすくします。
例のように「入学の日」の「の」をマス目いっぱいに書くと他の字よりも大きく感じられバランスが悪いです。
「の」はやや小さめに書くとバランス良く読みやすくなります。
漢字の「国」という字の「くにがまえ」や「匠」という字の「はこがまえ」などはマス目いっぱいに書くと他の字よりも大きく感じられます。
「かまえ」の文字は他の字よりも少し小さめに書くとバランスが取れます。
「上」という字は重心が下に寄りますので他の字より少し上に上げて書きます。
「下」という字は重心が上に寄りますので他の字より少し下に下げて書くとバランスが取れます。
上の見本では見た目の良さ、読みやすさの違いがわかります。
POPは絵ですから文字の正確さよりも見やすさや伝わりやすさがポイントです。(もちろん、誤字はいけませんが)
POP文字の書き方⑥
改行は文字高さの1/2~1/3空ける
コピーは文字間を詰めてブロックにして書きますが長い文は改行することもあります。
行間も見やすさ、伝わりやすさにはとても大切です。
複数行になり改行する場合は文字間の1/2~1/3空けると一行ずつ続けて読んでいただけます。
行間が狭いと一目見て一つのブロックとなり見にくく伝わりにくくなります。
逆に行間が広すぎると2つのコピーとして見られて一つのコピーとして見てもらえません。
上図の3つの例を見ていかがですか?
行間隔でパッと見た目が全く違う感じがしませんか?
POP文字の書き方⑦
筆文字は「へん」と「つくり」の1画目を太くする
「焼」は火偏の「火」の1画目と「堯」の1画目を太くします。
「肉」は肉部の1画目を太くします。
「鍋物」は金偏の「金」の1画目と「咼」の1画目を太くします。
この筆文字のコツで誰でも上手く見えてしまうのです。
この書き方によって筆文字に目を引く効果が出てきます。
文字も力強くなり訴求感が増します。
例の見本を見ていただくと注目度や力強さの違いがわかると思います。
筆文字がコピーになるとリズム感が出て目を引きやすく読みやすくなります。
字も力強くなり訴求感が増します。
同じ内容でも「論文」が「詩」になる感じがしませんか?
例で確認してみてください。
POP文字の書き方⑧
値段はわかりやすく、安く感じるように書く
値段の書き方はわかりやすく、安く感じるように書きます。
数字(文字間)を詰めてブロックにして書くのはもちろんです。
「円」や「¥」は数字と同じ大きさではなく2/3くらいの大きさで書きます。
「円」や「¥」を含めた文字数が多いと高く感じるのです。
少し小さく書くことで文字数が少なく見え安く感じます。
数字だけがはっきりわかり値段がわかりやすくなります。
「9,800円」というように「0」が多い値段は「0」を
少し小さく書くと同じ大きさで書いたものと比べて安く感じます。
上の例で確認してみてください。
まとめ:
手書きPOP(ポップ)文字の書き方基本ルール
POP(ポップ)文字の書き方の基本ルールのネライは
一目でわかるようにする
力強く訴求力を高める
明るいイメージにする
筆ペンではリズム感を出す
筆文字で目を引く
ためです。
POP(ポップ)文字の書き方基本ルールは以下の8つです。
POP文字の書き方①ふっくら大きくマス目いっぱいに書く
POP文字の書き方②右肩上がりにしないで水平に書く
POP文字の書き方③筆圧を変えず端ははねないで止めて書く
POP文字の書き方④コピーは文字間隔を詰めブロックにして書く
POP文字の書き方⑤各文字の特徴でバランスを取って書く
POP文字の書き方⑥改行は文字高さの1/2~1/3開ける
POP文字の書き方⑦筆文字は「へん」と「つくり」の1画目を太くする
POP文字の書き方⑨値段はわかりやすく、安く感じるように書く