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熱海市の土石流による災害に関する考察

まずは今回の土石流による災害により、お亡くなりになられた方々に対し心より哀悼の意を表しますと共に、 行方不明者並びに被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

今回の土石流がなぜ発生したのかについて、自分自身のつたない知識による考察ですが、興味深い点が出て来ましたので、noteにあげてみました。
あくまでも、私の独断と偏見の仮説としてお読み下さい。

国土地理院の写真を見ると!

まずは、国土地理院による航空写真を、年代別にUPしますので御覧ください。
赤枠が今回の土石流発生地点(崩落した法面)です。

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皆さんもおわかり頂けるように、2005年11月の国土地理院・空中写真では、特に現況そのままだった赤枠の箇所に、2012年11月の空中写真では、大きく人工的に法面が構築されているのがわかります。これがメディア等で発表されている「盛り土」部分ですね。

ただ一部報道では、いかにも宅地造成を目的とした「盛り土」みたいな書かれ方をしておりますが、上記写真及びGoogleMapの空中写真を見る限り、宅地造成を目的とした盛り土ではなく、開発工事で出た建設発生土(残土)を沢に盛ったと推察されます。(※あくまで私の推察です)

上記に関して読売新聞による記事がございます。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210706-OYT1T50005/

盛り土(残土)はどこから?

では、この残土はどこで発生し持ち込まれたものなのか…

これに関しては、2005年11月の写真をご覧下さい。土石流発生地点の北側及び北東側にて、新しく宅地開発をしているのがわかると思います。
ただ、この時点では現場となった箇所には、崩落した法面は出現していません。2012年11月の写真をご覧いただくと、崩落した法面が構築されています。つまり土石流発生地点北側の、宅地造成の開発面積が大きくなった段階で、崩落した法面の構築が始まったと考えて良いかと思います。

そこで、興味深い写真が見つかりましたので、御覧ください。

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上記は、航空レーザ測量の点検用等に、2009年に撮影された空中写真(国土地理院)です。赤枠が崩落した法面・青枠が2005年から面積が格段に増えた造成区域になります。
法面付近の舗装路の汚れ具合・北側の造成区域(青枠)の現況・法面の土の色等を見ると、この青枠の宅地開発エリアはもちろんの事、外部からも残土や廃土等がこの赤枠の法面に、運ばれてきたと推察できます。(※これも、あくまで私の推察です)

上記の拡大写真も掲載します。

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崩落法面周辺の宅地造成の経緯

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