さらばハナオトメ
枯れてしまったわけではないのですが、二度咲きの花も枯れつつあり、とうとうハナオトメ(胡蝶蘭の名前)を切り花にしてしまいました。
二度咲きで、少し花の色が薄めてで普通よりも小さかったけど、しっかり咲いてくれました。
最初は根もしっかり張って、もう12月なのに新たな葉も出していて、そうして花芽まで出てきて、その反動なのか、下のほうの古い葉が、四枚くらい黄色くなりつつあったので、これはもう、早期退職していただくしかない、そのほうが株のためだと判断することにしました。
花を切るタイミングって、本当は満開になったら間もなく切るくらいのほうがいいのでしょうが、私は最後の一輪が枯れるまで見ていたい派です。
何年もそうするうちに、明らかに株が弱っていくようであれば、考えを改めるかもしれませんが。
二度咲きも、推奨はしないけれども、最後の花が十月に終わった株があったら、すでにある花茎から花芽を出してもらったほうが、新たな花芽をつけるよりも労力は少ない気がするし(両方出てしまったらあれれですが、さすがにそこまでするのかな?)、花茎から子株が出る様子を見るのも面白いので、様子を見つつ、いろいろな姿を見せてもらうってもいいんじゃないかな、とも思います。
それにしても、今年は暖冬なのかこの地域の特徴なのか、12月なのに日中は25度以上になったりしています。
冬場は肥料はやめようと思っていたけれども、光が当たって気温が高ければ自然と光合成はしてしまうだろうし(でも窒素がなかったらそこまでしないのか? どうだったっけ?)、花芽の伸びるスピードもやたらと早い気がして(早いものは、一週間で7ミリくらい伸びてる気がする)今日も少し、薄めた肥料を与えました。
切ったお花は、二十年くらい前に友人からもらった一輪挿しにいけました。
胡蝶蘭をいけると、茎が長く、葉もついていないし、どんな色とも合いそうな色合いで、ちょうどいいです。
普通の花をいけるには、ちょっと背が高い気がしていたのですが、胡蝶蘭だと花茎が長いのでバランスがよく、まるで、私が将来胡蝶蘭愛好家になることを見越して選んでくれたかのような贈り物でした。制作した人も、胡蝶蘭を念頭に置いて作った、なんてことはもはや確かめようはないのですが、こうしていろいろなことがらが組み合わさっていくのは面白いものです。