日々のスケジューリングについて。やりたいことをやる時間を産み出すには。
こんにちは。
今日は、大きめちょうちょを見かけたので、指に止まってもらいたくて懸命に手を差し伸べてみた家主です。
もともと、やりたいことが次から次へと溢れてくるタイブなのですが
ここのところは、新しく自分の仕事を始めたり、久しぶりに文章を書いてみたくなったり。
最近の日常に無かった事柄を取り入れようとしています。
ところが…
やろう!とヤル気が出たにも関わらず、机に向かえなかったり
つい家事や趣味など、習慣になっていることを優先してしまったり
という日が続いていました。
朝には、「今日はこれとこれに手を付けて、ここまで終わらせよう!」と意気込んでいるのに、結局やりだすのが夕食後とかになり
目標は終わらないわ、寝るのが遅くなって翌朝起きられず、生活リズムが崩れる…という始末。
これを数日繰り返し、
あれ…こういうことがしたいんじゃないわ…と、気付きました。
なぜ、やりたいことなのにできないのか。
わたしが「やろう!」と思っていることは、やりたくないことだったり、気が重い案件ではありません。
好きだし、自分の人生に取り入れていきたいと願っていること。
それなのになぜできないのか?
わたしの場合、その答えは『きちんと時間を与えていなかったから』でした。
脳は、同じことをしたがる
人間の身体には、ホメオスタシス(恒常性)という働きが備わっています。
これは、外界からのストレス(刺激)に対して、常にできるだけ一定に、肉体や精神の状態を保とうとするもの。
たとえば、外が暑かろうが寒かろうが、わたしたちの体は、体温を一定に保とうとします。これもホメオスタシスの働きの一つ。
あるいは、強いストレスを受けた時、一時的に感覚を麻痺させて、精神へのダメージを和らげようとしたりします。
これも、生命を維持させるという第一目的のため。
わたしたちは、こういった恒常性の働きに、知らず知らずのうちに守られています。
脳は、生存確率を少しでも上げるため、できうる限り省エネな道を選択しようとします。
省エネとは、「変わらない」を選び続けること。
変わることをしなければ、判断や決断に要するエネルギーを節約できます。
それに今の環境で身体的かつ精神的に問題なく生存できている場合、新しいことに挑戦することは、もしかすると新たな脅威を増やすリスクを取ることであり、命が脅かされる危険に繋がるかもしれないからです。
命の危険、なんていうと、大げさだなあと感じるかもしれませんが
わたしたちが自覚できないくらいの無意識の奥底に、大昔から刻み続けられてきた記憶には
そんな生きるか死ぬかの恐怖が、こびりついているのだと思います。
ようするに、脳は「変わりたくない」がデフォルトであるということ。
一旦ルーティンになってしまえば、半ば自動的にこなせるようになる反面
新しいことを始める、新しい習慣をつくるときには、脳の抵抗をかわす『工夫』が必要になります。
わたしがとった工夫とは?
先に書いたとおり、わたしが「やりたいのにできない…」となっていた原因は、
『きちんと時間を与えていなかったから』でした。
初めは、「やりたいことなのだから、自由になる時間にできるだろう」と考えていたのです。
一日のうち、家事や子どものことに割く時間、その他の用事に充てる時間を除いた、自分が自由にできる時間。
ここでやればいいや、と思って、特に時間までは決めていなかったのです。
でも、それではできなかった。
合間にやろうと思っても、つい手が伸びるのは、やり慣れたことや習慣になっていること。
なんとなくスマホを見たり、思いついた家事をやったりして時間が過ぎてしまうのです。
まんまとホメオスタシスの罠にハマっていたわたし。
そこで、時間をあてがう優先順位を、意図的にがらりと変えることにしました。
まず、一日のうちに、これはやりたい!ということを1〜3個書き出します。
数を絞るのがミソ。
少なければ少ないほど良いです。
ここで、本当に本当に本音からわたしがやりたいことなのか?を、しつこく自分に聞きます。
次に、やりたい順に、時間を決めてスケジュール化すること。
ここでコツとしては、自分が思うより長めに設定しておくこと。
詰め込みは、結局破綻することが多いです。
そして、やってみてアップデートする、を繰り返すこと。
はじめから予定通りにはいかないものなので、トライアンドエラーありきで始めて大丈夫。
やっては振り返り、変えつづけて精度をあげていくのが、最適化の早道だと思います。
さらに、新しいことを始めることで、どんな未来に繋がるかを、あらかじめ決めておくこと。
それをやることで、自分はどうなるのか。どんな望ましい未来が手に入るのかを、脳に意識させてあげるイメージです。
そもそも、新しいことを始めるのは、とてもエネルギーがいること。
初めてのことには時間がかかるし、調べたり、行ったり戻ったり、試行錯誤がつきものです。
せっかく、「やろうかな…!」という気持ちが湧いたのなら
ヤル気まかせだけではもったいない。
やるんだよ〜っていう環境をていねいに整え、脳にも意識づけをさせてあげることで
やりたいことを自分に叶えてあげられる時間がぐぐんと増えるかもしれませんよ。
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