都道府県の総面積ランキング
highchartsというライブラリを利用して、都道府県の総面積をコロプレス地図(Choropleth map)で視覚化してみました。
統計データの取得
総面積のデータは、政府統計の総合窓口 e-Statから取得します。
CSV形式でもダウンロードできますし、APIで利用することもできます。
APIで利用する方法はこちらを参考にしてください。
ランキング結果
ランキング結果は次のとおりとなりました。
偏差値は独自に計算した値です。
北海道の圧倒的な広さ
まず目を引くのは、1位の北海道です。総面積7,842,075ヘクタール、偏差値114.8という驚異的な数字を示しています。2位の岩手県(1,527,501ヘクタール)と比べると、北海道の面積は約5倍以上もあります!
本州の上位勢
2位から5位までを見てみると、岩手県、福島県、長野県、新潟県と続きます。これらはすべて本州の県で、東日本に位置しています。特に東北地方と中部地方の県が上位を占めているのが特徴的です。
意外と小さい?人口の多い都府県
人口が多いことで知られる都府県の順位を見てみると、意外な結果が見えてきます:
愛知県:27位(517,324ヘクタール)
千葉県:28位(515,674ヘクタール)
埼玉県:39位(379,775ヘクタール)
神奈川県:43位(241,632ヘクタール)
東京都:45位(219,405ヘクタール)
大阪府:46位(190,534ヘクタール)
これらの都府県は人口が多いにもかかわらず、面積では下位に位置しています。特に東京都と大阪府は47都道府県中、それぞれ45位と46位という低さです。これは、これらの地域の人口密度が非常に高いことを示唆しています。
四国と沖縄の順位
四国の県々の順位を見てみると:
高知県:18位(710,291ヘクタール)
愛媛県:26位(567,598ヘクタール)
徳島県:36位(414,699ヘクタール)
香川県:47位(187,691ヘクタール)
高知県が最も広く、香川県が最も狭いという結果になっています。特に香川県は47都道府県中最も面積が小さいことがわかります。
沖縄県は44位(228,215ヘクタール)となっており、本州の多くの県よりも小さいことがわかります。
各都道府県の面積
せっかくなので、各都道府県の面積を時系列でグラフ化してみます。
こちらはApexChartというライブラリを利用しました。
北海道
ダントツ第1位の北海道の総面積を見ていきましょう。
1980年代後半の大きな変動: 1986年度から1988年度にかけての大きな変動は、測量技術の向上や行政区域の変更などが原因である可能性があります。
2019年度の可住地面積の増加: 2018年度から2019年度にかけて、可住地面積が約32,600 ha増加しています。これは土地利用の変更や開発によるものかもしれません。
次に、可住地面積の割合を見てみましょう。
北海道の可住地面積は28.9%で、他の都道府県と比べて低い割合となっています。面積は広大ですが、その多くが森林面積ということになります。
東京都
東京都のデータも見てみましょう。
1975年度から2022年度にかけて、東京都の総面積は全体的に増加傾向にあります。
1975年度: 214,538 ha
2022年度: 219,405 ha
約47年間で4,867 haの増加(約2.27%の増加)
1980年代後半の大きな変動:
1987年度から1988年度にかけて約5,493 haの減少
1988年度から1989年度にかけて約7,201 haの増加 この急激な変動は、測量方法の変更や行政区域の再編などが原因である可能性があります。
東京都の可住地面面積は64.8%で、他都道府県と比べても大きな割合となっています。
日本の面積
ついでに、日本全体の面積についてもグラフ化してみます。
増加傾向: 1975年度から2022年度にかけて、日本の総面積は全体的に増加傾向にあります。
1975年度: 37,253,900 ha
2022年度: 37,297,000 ha
約47年間で43,100 haの増加(約0.12%の増加)
1980年代後半の変動:
1987年度から1988年度にかけて約11,548 haの減少
1988年度から1989年度にかけて約761 haの増加 この変動は、測量方法の変更や行政区域の再編などが原因である可能性があります。
まとめ
都道府県の総面積ランキングを様々なグラフで視覚化してみました。
あなたのお住まいの都道府県はどうでしたか。新たな発見があったかもしれません。
他にも、さまざまな統計データを視覚化しています。
都道府県ランキングのほかに、全47都道府県の統計も見ることができます。ぜひ一度ご覧ください。
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