ADOX CMS20Ⅱ(120mm)の作例2枚。
今はもう売っていないADOX CMS20Ⅱの120mm版を使って撮影したカットです。
Rollei 6001 Planar 80/2.8 PQ
ADOX CMS20Ⅱ
ADOX AdotechⅣ
大分県 別府市にて、撮影しました。
自宅でのフィルムスキャンに慣れていないので、二枚目の空にへんなモヤモヤが出てしまっているのが何が原因か僕は分かっていません…。(困った…)
ホコリが少し乗っている点も今後改善に努めます。
ADOX CMS20は、複写用のマイクロフィルム(超高解像・超硬調フィルム)を改良してハーフトーンが出るように作られた2013年くらいから売られているフィルムです。
解像力は800LP/mmらしいです。(ものすごい解像力)
現在は135mm版しか製造されていない様子なのですが、作られるようになってから数年は120mmフィルムも存在していました。
ハーフトーンが出るとは言え、やはり硬調な微粒子フィルムとして、知る人ぞ知るフィルムといった位置付けだとは思うんですけど、最近では国内外問わず使用している人も多くみられますね。
公表感度ISO20(通常時)〜ISO12(高コントラストライティング下)で調整するようにと指示がありますが、ずっと使っていて、個人的には屋外のスナップではデフォルトでISO10くらいで撮影し、現像時間を減らす…所謂、軟調現像を行った方が美しいトーンが出るのではないかと考えています。
実際、撮影時のライティングのコントラストを考慮した上で、露光する感度と現像時間をするのはどんなフィルムでも必要なことですが、このフィルムに関してはより一層シビアに考えた方が良さそうな気がします。
AdotechⅣでの現像もISO10では室温を20度に設定し22度→20度へ液温を下げながらの現像とちょっと他のフィルムには無い指示があります。
普通のDPEではとても現像に対応できるフィルムではないのですが、自家現像が出来なくても専門で現像サービスを行なっているところがあります。
(2021/10/12現在) 特殊なフィルムで現像1本1500円の料金なら意外と気軽に試せるフィルムではないでしょうか。
兎に角、粒子が見えないくらい微粒子で仕上がりが美しいので、おすすめです。
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