『Winny』を読んで
この本すごく面白かったから映画版も観たいけど、上映館数が少なすぎる。
2002年、高度なピュアP2Pネットワーク(管理サーバーの存在しないファイル共有サービス)を構築した技術者がいて、彼を7年間プログラミングから遠ざけた警察・検察・司法の問題点を浮き彫りに。
裁判(一審)でwinny開発者の金子勇氏は『違法ダウンロードを蔓延させる意図はなかった』と認められた(検察の訴えは退けられた)にもかかわらず有罪となるところが闇深い...
その後、控訴して争うもプログラミングに携われない時期が続く。
例えば、野球一筋で選手として全盛期を迎える大谷翔平が、言われなき理由で7年間試合出場停止を食らった場合、メンタルが死ぬだろうし、野球界の歴史そのものが変わるかもしれない。
実際にそういうことが起こってしまったエピソードなんじゃないかと。
7年間争ってようやく無罪を勝ち取ったあと(2011)、技術者として復帰するも、早々に心筋梗塞で亡くなった。
その間の2008年、サトシ・ナカモトが論文『ビットコイン: P2P電子通貨システム』を発表。現在に至る。
中央(サーバ)が存在しないという意味でブロックチェーンに近いシステムが当時生み出されていたわけですが、少し時代が早すぎたんですかね。
映画観たいな。
#winny #P2P #金子勇 #読書 #読書記録
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