【読書】ダイバーシティ・女性活躍はなぜ進まない~組織の成長を阻む性別ガチャ克服法~_羽生 祥子
どうも、斉藤 史朗です!
普段はマーケティング業務に従事しており、法人向けサービスにて人材派遣・人材紹介・健康経営・業務改善/アウトソーシング・キャリア自律などに関するコンテンツを制作しています。
羽生さんには以前当社・当グループの取材セミナーにご講演いただき、羽生さんの話す内容に大変共感していました!
今回著書を出されたということで読ませていただきました。
新書でkindleで出版されることめったにないかと思い、今回スマホで見れて助かりました!
読み終えてみて
羽生さんが著書の中で、性別ガチャによる4つの歴史的な労働背景は、男女のみならず把握しておくべきだと思いました。過去日本が明治維新後にどういう変遷を経て産業を発達させたのか学ぶ機会がありますが、大きな分岐点であります。
●1970年代 「日本型福祉社会」 性別役割分業を基にした社会
●1985年 「男女雇用機会均等法」 職場における性差別をなくす
●1997年 「男女雇用機会均等法改定」 職場における性差別を禁止へ
●2015年 「女性活躍推進法」 ポジティブ・アクション
勿論、働く女性・そして雇用する企業側の努力によって変わっていきますが、法律を起点に大きな分岐点になっているのは事実であると考えます。
私が生まれ幼かった1990年~2000年以降に掛けて母は職場でバリバリ働いていましたが、今と違って働くママさんは少数で会ったと思いますし、性別ガチャも多くあったのではないかと思いますし、そういう環境で母は仕事に向き合っていたんだなと感じました。
特に仕事に関する愚痴を言わずに高い営業成績をキープしていたと記憶しています。
話しは戻りますが、歴史を振り返って、働く女性の環境を知ることで今に通ずると思いますし、今50代以上の働く女性の方々が切り開いきた訳ですので、その背景を知っておくことで相手をリスペクトしたり、本当の意味で理解することにもつながると感じました。
こんな方にオススメ
▶︎従来の人事の役割に違和感を感じていて、このままでいいとは思っていない人事部門の方々
▶人事の仕事を通じて日本を元気にしたいと本気で願っている方
▶キャリアの若い時期に、人事部門に配属された方
▶自社の人事担当者への不満・改善点を抱えている現場社員の方
▶会社で働く中で、制度などに違和感・閉塞感を抱えている方
これらの想いに共感できる方にお勧めです。
皆さんが今抱えている「女性活躍に関する」違和感の正体をつかむことで、適切に対処することができるのではないでしょうか。
著書の経歴
▶︎羽生 祥子 氏
京都大学2000年卒業(農学部入学、総合人間学部卒業)。02年編集工学研究所で松岡正剛に師事し「千夜千冊」等に関わる。05年日経ホーム出版社入社。12年『日経マネー』副編集長。13年『日経DUAL』創刊編集長。18年『日経xwoman』創刊総編集長。『日経ARIA』創刊編集長。20年「日経ウーマンエンパワーメントプロジェクト」始動。22年(株)羽生プロ代表取締役社長。日経BP客員研究員。
内閣府少子化対策大綱作成委員、厚生労働省イクメンプロジェクト、東京都子ども子育て会議などを歴任。大学講師、企業セミナー、TV等出演多数。プライベートでは2児の母。
あらすじ
1部●ダイバーシティが進まない日本の性別ガチャ
国・企業・家庭の"性別ガチャ"と克服法を解説。
ダイバーシティが経営に必要な3つの理由は
投資家対策/人材獲得・離職防止/イノベーション
2部●現場あるある質問&お悩み10に一挙回答!
女性を役員にして業績が上がるの?/海外の方法は
うまくいかない/DEIって何?職場に平等は不要
女性のも原因がある!/女性管理職候補がいない等
3部●先進企業・実名入り、項目別★実践ノウハウ
社内意識調査、数値目標/女性リーダー育成/
スポンサーシップ/男性育休/中小企業の場合等
【読みどころ】
●"性別ガチャ"=男性か女性かで、本人の意思と関係なく、生き方も働き方もこんなに違うのは、日本固有のモンダイ!
一体それはどこからくるのか? なぜ克服できないのか?
世界から見れば異常値もたくさんあるこの現状をどう克服するか?
今作も根拠とデータ満載でお届けします。
●この10年以上でダイバーシティに関する100社以上の研修をしてきた著者。
特に人気の「ダイバーシティが進まない4つの時代背景」と、「現場あるある質問&お悩み」を分かりやすく、本音で解説!
<現場あるある質問&お悩み>あなたの組織にも、ありませんか?
1)女性活躍は逆差別だ!男性から不満
2)女性を役員にして業績が上がるのか?
3)海外のやり方は日本ではうまくいかない
4)DEIって何?職場に平等は不要!
5)女性のほうにも原因があるのでは?
6)人の家庭の夫婦分担に口を出せない
7)紅一点の女性役員に若手が引いている…
8)女性で管理職候補になる人がいない
9)子どもがいない人にしわ寄せがいく
10)若い世代は自然と女性リーダーが増える
●先進企業はここまでやっている! 項目別・実践ノウハウをたっぷり紹介!
1)年間スケジュール、社内意識調査
2)社長のコミットメント、メッセージング
3)女性リーダー育成、パイプライン構築
4)スポンサーシップ、リスキリング
5)男性育休取得
6)製造業、中小企業
7)理系人材採用
本文の要約・感想
現在作成中ですので、随時更新します・・・
以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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