出戻り人材について
中途採用市場は年々流動化している中で、一社で勤めあげる社員が減少し、中途採用を増やしたり、外部人材の活用が増えたり、元社員を再雇用(出戻り)する事も増えている。もしくは寛容な空気感が出始めている。即戦力な人材は限りがありますので、各社採用激化している中で、出戻り人材を検討する事は必要な事。様々な意見はあると思いますが、私は肯定派です!
パナソニックCNS・樋口社長出戻り
2019年の記事ですが、当時衝撃を受けたのを覚えています。インパクトのある出戻りをされたパナソニックの樋口氏。20数年ぶりにパナソニックに戻るという事で、当時は意思決定に辺り葛藤があったようです。
出戻り転職を成功させるポイント
リクナビネクストでも事例つきで、コンテンツが作られています。
出戻りについてエン人事のミカタ
エン・ジャパンさんの調査では出戻りを受け入れるかは、ケースバイケースで、歓迎ではなく、相手次第で判断が変わる点が記載されています。結婚、転勤帯同など止む終えず退社という場合は、自己都合でやめる方とは状況違いますから。
コンサル業界名物の出戻り事例とその理由
戦略系ファームからベンチャーに転職後、わずか半年で出戻った事例である。
こういうケースもあるかと思います。決してベンチャーが良くないという事ではなく、ご自身の指向との兼ね合いですので。ただ、半年して戻った結果として、今までよりコンサル業界にしっかり向き合う覚悟が付いていらっしゃると思います!良い意味で!
このように、様々な事例含めて記載しましたが、出戻りはお互いに取ってメリットはいくつかあります。
例えば、円満退社で、人材側はスキルも人望もあり、別会社に転職していた事で、良い意味で違うスキルを身に着け、パワーアップしている。そんな方にリーダー、マネジメントとして入って貰い、部署に良い意味で風を吹かせて欲しいと望む企業側。そんなお互いのマッチングをするケースは多数あります。
出戻りは、本人も前回勤務していた時よりも覚悟が強いので、雇用する側も期待感が持てる。一般的には出戻りを選ぶよりも他社に行くケースが多い中であえて出戻りをする訳ですから、飛び込む側の勇気が素晴らしい!!
なお、飛び込む側が理解していると思うが、勤めていた時と会社環境は変化しているだろうし、上司になる方も変わるため、入社前に綿密な双方擦り合わせが必要になる。また、待遇設定が難しいので、一時的に金銭面が下がる可能性も覚悟しておく事。入社後は、昔は〇〇だったのに、というような懐古的発言NG。同僚、若手社員から歓迎されつつも、色眼鏡で見てくる人もいるから、丁寧な社内コミュニケーションは、最初意識した方が良い。
この記事、編集している根本さん自身もネオキャリアさんに出戻りなんですね!これは、説得力ある!
出戻り以外でも退社してから、業務委託契約という形で前職と関わる人も増えてきましたね。正社員だけではなく、優秀な方が雇用形態の枠を超えて一緒に会社を盛り上げていく、そんなチームを作っていく事は素晴らしいと思いますし、スタートアップ、ベンチャーでは、激しい環境の中で勝ち抜く為に、上記を実践している企業様も多いです。個が活動幅を広げている中で、会社内だけに留めるのが難しくなっているから、旧来の採用、育成だけ拘らずに、向き合えるといいかなと。勿論、管理も一律ではなく、対応方法が難しい側面もあるとは思いますが、旧来通りで人が離れてしまうくらいなら、一つの選択肢ではあると考えます。
最後になりますが、これは出戻りだけの話ではないですが、組織に取って必要なスキル、人材を年齢、国籍、雇用形態、学歴関係なく口説いて招きいれる事が重要になるから、それが出来ている会社は凄く強いなぁと各社採用に関わる中で感じています。
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