ザリガニ・レクイエム
人生で二度目のザリガニ。
ザリガニの姿の状態のまま食べることが叶った日記。
前に食べたザリガニは、異国の地の回転寿司の軍艦の具になってミンチにされていた。
そのときの記録↓
上の記事にはザリガニいないけど、この記事には茹でられたザリガニの写真出てきます。
食べたあとになんの具か調べたらザリガニだったと知った。ほんとうに食べたのがザリガニだったのか怪しかった。味、覚えていない。堂々と食べる文化がないからあまり馴染みもないし。
ザリガニといえばイケア。
イケアではたまにザリガニフェアを開催してレストランに並ぶ。知ってはいたけどそれ目当てに行くには微妙にだるい。今回行くタイミングがあったのでザリガニ関係なく寄った。
イケアはでかいね。
イケアに入ると人は歩かされる。
でもショートカットするのは負けた感じがするので、順路に従って進むと、しっかりお腹が空くようにできているシステム。
これは飯を美味しく食べるためのシステム。
さんざん歩いた日にさんざん歩かされ、まあお腹すくよね。
まだショッピングバッグになにも入れてないけどお腹だけ空いてくる。満を持してレストランへGO。
バイキングみたいなセルフ式で、好きなものをおぼんに乗せて、メインは厨房に声をかけるので、要は丸亀製麺みたいな感じだ。
ケーキは残念ながらスルーして次のエリアを見渡すと赤くてギラギラしたザリガニがあった。うわ!と思った。取らない選択肢はなかったのでもちろん取った。でも調べるとフェアは夏。いま10月だな。まあいいか。
イケアをこの一食で済まそうとしておぼんいっぱいになった。
サーモンフェアだったので美味しそうなサーモンドリアとかもあったけどザリガニが個人的にメインなのでミートボールにした。こう見るとどっちでも変わらなかったな。ライティングが最後の晩餐。
ザリガニ、ミートボール、サーモンマリネ、シナモンロール、ドリンク……
ザリガニ!!!!!
レジで、食べるときこれ使ってくださいねと手袋くれた。
必死すぎて食べてるときの写真はないし、ザリのトゲで手袋破けたので指はニチャニチャです。
「ザリガニ 剥き方」で調べようにももう手はベトベトでスマホ掴めないよ。
殻がとにかく頑丈で、かつて、かのアメリカザリガニ釣りが許されていた時期にサキイカで戯れていた身としては感触などは想像どおりでしかない。かったいよ〜
エビの10倍頑丈かもしれない。
剝いても木っ端微塵になるからグズグズのまま食べることにした。
味は、スパイスが強くて旨味の甲殻類。
食感は水分の少ない茹でエビ。可食部が少ないね。
それ自体の味は磯臭くないエスカルゴみたいなエビ味。
頭部の味噌的なところがかなりうまかった。苦くなく、うまいバーニャカウダペーストっぽくてご飯にもパンにも合いそう。
食べるところほんとにちょっとだったから、次は中華料理のザリガニ料理店を目指します。
つづく
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