【寝前小説】ガムリストシロップ
同じ道を通っていく
そこに考えはなくて
虚虚(うろうろ)と考えや足などを散りばめる
そのまま続く人生への脱力感だったり
本日の雑談の話題だったり
ヌタバの新作は何の意味も成さなくて
それを写真に撮りながらドリンクバーのアップルティーに大量のガムシロップを入れる
いつも同じ電車に乗りながら
シワ1つ無いスーツが窓に映る
自傷行為は自分にマイナスでしかなくて
手首の傷はどろどろとした感触を思う
毎日1つずつボタンを穴に通す
長らく変動の無い人の生が浴槽の水面に映る
手首を浸けたと