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【ホワイト旅行】きっかけで人は変わる!前編~六甲山森の音ミュージアム~

ブログを開いていただきありがとうございます。生まれつき弱視×発達障害当事者のウロコと申します。今回は「きっかけで人は変わる」と題して、旅の記録と、いったい何がどう変わったのかをお話します。最後までお付き合いください!😊

こんな方におすすめ!
・視覚障がい者の旅事情が知りたい
・普段だらけてばかり
・何かをきっかけに生活を変えたい
・旅行の後の日常はうんざり

前編「旅の記録」

森の音ミュージアムエントランス

前編は健忘録としてツラツラと旅の記録を書き綴りたいと思います。

が、しかし!!

テーマは「きっかけで人は変われる」です。後編は何がどう変わったのかの説明をします。文章のどこかにヒントが隠れているかもしれません!ですから答えを推測してみてください🤩

・弱視のため、ガイドヘルパーさんと行きました。会話もお楽しみください♪

スマホはなるべく使うな!

ミッションルール(後述)

タイトルと画像で少しびっくりされた方、すみません😅これは決してガイドヘルパーさんや保護者に言われたわけではありません。ご安心ください!

まず、旅行の前にミッションルールを自ら課しました。

ミッション
・六甲山核施設へのアクセスを覚え、次の計画を立てる。
ルール
・スマホを出来るだけ禁止

私は日々スマホをぽちぽちして作業をしてます。便利で持ち運びが良くて、連絡も検索もできるからです。
しかし、脳や体に負担がかかっているのも事実。そして、最近見聞きしたラジオや本で、こんなことがよく示されていました。

・「自分と向き合う時間を作りましょう」
・「スマホと関わる時間が減れば効率が上がる。投資時間が増える」

ラジオ(Podcast)「朝方人間になれるラジオ」・本「パン屋ではおにぎりを売れ」

これらを統合し、スマホに関わる時間を減らし、自分と向き合う時間を作ることにしました。
そして、旅行の日に行き先とミッションを添えて、いざ挑戦!!

ひたすら反省会

バスの中でひたすらノートにペンを走らせている女性の画像(AI)

スマホを使うな!となると、メモは紙のものになります。

紙のメモに書いたこと
・ミッションやルール
・旅の道順
・お金の増減
・感じたこと

詳しい内容については後でお話しします。

まず、六甲山に入るまでは、いつもの日常です。電車やバスに乗って、六甲山の麓まで行きます。
その道中、私がしたことは9月10月反省会の続きです。
最近読んだ本を参考に、ノートとペンを使って、失敗した出来事・原因・対策を書きフィードバックをしております。その名も「自分反省会」。その続きです。

ただひたすら書き続けました。そしてあっという間に、六甲山の麓まで到着しました。

今に集中せよ!

ケーブルカーのすれ違い

過去を全て振り返った後は、「今ここ」に集中します。人は後先考えて悩む性質があります。私もそうです。

「Amazonセール中に欲しいものポチらないと!」とか「今月末の美容院予約しなきゃ」とか。そして過去のことも「母にありがとうって言ってたかな?」とか「もっと運動していたらこんなことにならなかった」とか。

ただ、今は旅行中です!そう。今六甲山の麓にいて、これからケーブルカーに乗るところです。ケーブルカーで明日のこと考えますか?きっといいアイデアが浮かぶでしょう。
しかし、今は自分と向き合う時間です。スマホをバイバイする時間です。ガイドヘルパーさんと共に過ごす時間です。
どんな景色で、どんな音がして、どんな匂いで、どんな風当たりか。「今」に集中します。そしたら、心がスッと軽くなります。

道順を記録せよ

記載内容例:ローソンの左の道を前進・出て右折・下り坂・16系統バス(時間により大学生が多い)など

ただ、忘れてはいけないのが、ミッションです。覚えてますか?

ミッション
・六甲山核施設へのアクセスを覚え、次の計画を立てる。

これをクリアするためには、道順を細かくメモる必要があります。案内人のごとく、「右折してローソンが右手に見える」というふうにです。
なぜなら、私は弱視地図が読めません。ナビアプリは使えない時や危険な道順の場合もありますから、メモが1番いいのかなと思いました!口頭で伝えるように書くことで、後で見る時によりわかりやすくなります。
何よりメモをすると大体覚えてます!

バタバタと道順を書いてゆき、いよいよ六甲山森の音ミュージアムに到着です!

自動演奏

森の音ミュージアム

六甲山森の音ミュージアムの展示を見て回りました。オルゴール館ともいわれ、神戸オルゴールやいろんなオルゴールがショップで売ってました。
コンサートが1時間ごとに行われ、私が見たコンサートは、10分間の特集でした。
コンサートとはいっても、自動演奏の披露です。

今では当たり前に溶け込んでいる自動演奏。スマホをぽちっと押せば、無線で耳元のイヤホンで音楽が聴けます。カラオケやライブ音源は動画サイトですぐに流すことができます。
ただ、今回の自動演奏は、100年以上前からのものです。

「お金を入れると音楽が鳴り楽しむことができます。」という係員の言葉に、「え、自販機やんw」て思いましたし、お金が入る音や落ちる音も自販機そっくりです。
ただ、見た目は違います。

・昔ながらの食器棚みたいで、パカッと片開きする大きな扉
・ガラス越しに見えてた大きなシンバルの様なディスクが、戸を開けるとさらに艶めいて見えます。
下の引き出しには大きなディスクが出し入れでき、上のものと付け替えると違う音楽を楽しむことができるそうです。

少し前置きが長くなりましたが、自動演奏の正体はオルゴールです。たかが自動演奏されど自動演奏。聞くとなぜだか涙がぽろぽろと流れ落ちました。当時は画期的なツールだったんだろうなと思いました。
100年前のピアノなんてすごいですよ。紙に空いた穴で88鍵を操るのですから、目が離せません。紙を交換したら違う音楽が楽しめるそうです。自動演奏ピアノで録音したら、生きた証を後世に残すことができるんですね…

おっと、まだまだ人生これから!さあ、観覧を続けましょう。

風の音

風の音さえ感じられる緑の画像(AI)

コンサートの後は、ランチです。中庭に出て4人掛けのテントテーブルにこしかけ、家から持ってきた冷たいおにぎりを食べ、ヘルパーさんが持ってきてくれたお湯でお茶を飲みました。

森の音ミュージアムの中庭は、喧噪から離れた静かな場所で、少し風が吹くだけで緑が音を増幅させ、美しい風音となります。建物から少し離れ、山道みたいな足元がガタガタしたところにあるテントは、360度緑。景色と音に、心が清められました。

次こそは!

柔らかい日が差し込む森の中で希望を感じられる画像(AI)

ランチが終わり、外の展示を回りました。この日は雨上がりで、あたり一面がじめじめとしており、木の楽器がおいてませんでした。誠に残念です。
実は以前、ショッピングモールに森の根ミュージアムの楽器が出展してたのを見て、「木の楽器を現地でもっと触りたい」と思っていたのです。しかし、悪天候で触ることができずショックです。

ヘルパーさんは新聞特集を握りしめ、「触ると音が鳴る鳥」や「座ると音楽が流れる椅子」を探し回りました。しかし、悪天候のため、椅子にはブランケットが敷かれ常に音楽が流れ、鳥は少し手を伸ばした奥にありました。雨漏り防止でしょうか?

次こそは、木の楽器が触りたい!
次こそは、天気のいい日に友達を連れていきたい!と心に誓い、ミュージアムを後にしました。

お土産はない

六甲山上バス「森の音ミュージアム」

お土産を買うのは私の中で常識でした。しかし、買うことはありませんでした。その真相は後編で!

ここまで読んでいただきありがとうございます。後編では今回の旅を通じて何がどう変化したのかを話していきます。後半もぜひお楽しみください!✨

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