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動けない。を体感する

有給を消化しながら始めた休職生活。
自分のために休むんだって休職したはずなのに、なんなら休み始めてからの方が辛いのはなんでなんだろうか。

休職の初日。
結局眠れないまま、朝一で先週予約した病院にむかっていた。

病院の開院時間で予約していたので5分前くらいに着いたけど、開院を待つ人たちの列が既にできていて。
みんな同じような苦しさがあるのかな。
前の人の背中を見ながらそんなことを思った。


診療時間になり、慣れたようにたくさんの職員さんが受付対応してくれるのですんなりと席に座ることができた。

初診で流されるままついでに検査したADHDの結果などをもらいながら、初診ほど待たされることもなく診察室に呼ばれると、前回とは違う先生が座っていた。

私の通いはじめた心療内科は主治医制ではない。

受診前から知ってはいたし、少しだけ悩んだけれど、この病院に受診するより少し前に一度だけ、主治医制の病院を受診したことがあった。

その際にどう頑張っても合わないと感じる先生に当たってしまった経験があったので、できればあまりそこで悩みたくないなと思っていたのも理由のひとつ。

相性は勿論あると思うし、お世辞にも今の自分がまともな精神状態だとは思えないから、その人なりの通常対応だったのだと思っているけれど、軽いトラウマになるほどには嫌だったのも本当で。

心療内科のシステム的にもある程度淡々と進められる複数担当医制の方が今は心がすり減らないだろうなと思っている。

席に座ると先生が何枚かPC越しに印刷紙を渡してきて、前回の検査結果からみて現在の抑うつ状態の程度や、ADの傾向が強いなど、資料を復唱するかたちで話が進む。
身体に出ている症状が多かったこともあって、あまり強くは進めてこなかったけど、まずは漢方薬を試してみてもいいのではと言われて処方をお願いすることにした。
結局血液検査もして、また治療方針を検討するらしい。
当たり前だけど何も決まらず変わらないまま、またしばらく宙ぶらりんだ。

何かやった方がいいことありますか?と聞くと、食事と散歩と規則正しい生活と言われた。
今まで無理やりやってきてることなんだけどな。とは言えないから結局頷くだけになってしまった。


もうその日からそろそろ1週間。
動けなくなって、散歩も行くのが難しくなるって本当にあるんだと身を持って絶賛体感している。

薬のためになんとか食事を取って、窓を開けた空間にいることだけはできていて良かったなと思うくらいには何もできていない。
(選挙にはなんとかぎりぎり這って行けて本当に良かった)

気力がない、はなんとなくわかっても動かなくなるのは気持ちの問題だよねと思っていた節が今まであって。

動けない、は気持ちだけではないのかもしれないとひとつ学んだ1週間だった。

もう少し休んだら、ちょっとでも何かやりたいと思える自分になってたらいいな。

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