私の不安が誰の同意も得ないことが、
私が不出来な人間であるという予感を捲し立てる。

私の侘しさがどこへとも行かず、
ただ心の内をぐるぐると巡って出来た深い轍が、
私の存在をこの世界から切り離す。

どうせ同じ時間、同じ距離を費やすなら、と
この空虚を世界に放つ。


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