Otona no Radio Alexandria が好きだから語ってみる。
自己紹介の趣味欄に書くくらいラジオを聴くのが育児の合間の癒しになっている。ラジオ自体ももちろんだけど、FM放送でお昼頃に放送されている
Otone no Radio Alexandria
が特に好き。元々仕事の移動時間で耳にすることが多かった中、次第に楽しみになっていた。産休に入って改めて聴きたくなり、radikoで聴いている。(恋かよ)
DJはロバート・ハリスさん。作家?翻訳家?で幅広く活躍されてるらしい。年齢を感じさせない軽やかで穏やかな語り口調にはついつい耳を寄せたくなる。はじめて年齢を聞いた時の衝撃は忘れない。投稿メッセージと会話するように楽しんでる姿は目に浮かぶ。時々漢字が読めない所とかカワイイ。
音楽を楽しむラジオがコンセプトらしく、流れる曲90%はアーティストも曲名も知らない。昔聞いた事があるかもしれない昭和の曲もあれば、国の位置さえ朧げな曲に出会えたり…。決まったアーティストしか聞かない私にはどの曲も新鮮。そして、知らなくても分かる選曲センスの良さ…洋楽の良さに目覚めかけてる。選ぶアーティストの生い立ちなども一緒に話してくれるから、歌の背景を知ることができる。先日はジェンダー差別に負けず生きた女性アーティストの音楽だった、歌声だけでも強さ美しさが伝わってきた。
聞き流しながら、心に響いたものや自分の中で反応があったものを集めるだけで、自分が何で出来てるのかを客観的に観ることが出来るのかもしれない。
私の好きなコーナーは、ハリスさんの昔のエピソードが聴けるコーナー。色んな経歴を持つらしく、出てくるエピソードが異次元で楽しすぎる。まるでおじいちゃんの昔話を聴いてるみたい…!翻訳家として海外の作品に携わって振り回されまくった話は映画か?と思ったくらい。
他にも、"アメリカ人だからといってみんなポジティブな訳じゃないよ、ポジティブ疲れなアメリカ人多いよ"って話は目から鱗だった。
色々な世界を観てきた人が、経験を語って共有してくれるのは自分の視野も広がるからとても嬉しい。育児中の少しの時間、遠い国に頭だけ旅行している気持ちになる。
ラジオを聴く人ってみんな好きな番組を目指して聴くのかな、流し聴き派が多いのかな。私は仕事柄、車で流してる事は多いけど、ちゃんと聴きたいって思わせてくれたのはハリスさん。
…そういえば、子どもの頃車で流れてたラジオで好きだったのはアバンティーってラジオだった気がする…。その番組も落ち着いたオジサマがDJだった気がする。うん、多分オジサマ好きなのよね。眼鏡で白髪混じりでダンディな優しい落ち着いた声のオジサマ。
家に居ることが多い育休中、どの番組も通販か芸能スキャンダルや物騒な事件の話しかしない時間帯は気が滅入る。かといってサブスクでゆっくり映画を、と思ってもテレビの前で座ってる事がほぼないからラジオの存在は有難い。
育児が始まって産前と同じようにとはいかない中、生活の変化に沿ってくれるラジオは嬉しい。特にハリスさんのラジオは本当に心地よい。流し聞きにも優しい。
現実に疲れてる人にはぜひ一度聴いてみてほしい。
そしてリスナーの方はスキお待ちしてます笑