ベートーヴェン交響曲第九番
今まで聞いてきた音楽の中で
一番好きな曲を上げろと言われたら間違いなく
ベートーヴェンの交響曲第九番を挙げるでしょう。
間違いなくそう言い切れるようになったのは
バーンスタインの揮った同局の演奏を聞いたからだと思います。
特に
第四楽章の歓喜のテーマを声で歌う前にオーケストラだけで演奏する部分が好きです。
昔からこの部分をピアノで弾いてみようという思いはありました。
でもかなり音が複雑に絡み合っていて
自分の技量では弾ききれいからかなり練習しなくてはダメだと
先延ばしにしていました。
ピアノを弾かなくなてだいぶ経ちます。
せっかく弾けるようになったのに
このまま埋もれさせたらもったいないなあと思っていましたが
再開するきっかけがなかなか見出せませんでした。
そんな折に
この曲に対する気持ちを思い出し
この歓喜の部分だけでも自分で表現してみたいという思いに
最近またかられるようになりました。
この曲はオーケストラのための曲ですから
ピアノで弾くにはそのようにアレンジしなくてはダメなんですが
リストっていう歴史的なピアニストが
ベートーヴェンの交響曲の全部をピアノ用に翻訳してくれています。
その譜面を使って演奏したのが
上に貼り付けた、シプリアン・カツァリスというピアニストの演奏です。
完璧としか言いようのない演奏です。
このピアニストは特に好きな部類ではなかったんですが
今回の機に演奏を聞き直して考えを新たにしました。
僕がピアノを弾くようになったのは
成人してからで、独学です。
あるとき聴いたピアノの曲を
自分でも弾いてみたいと思って始めたのでた。
だから
先生に与えられた課題曲をイヤイヤさらうのではなくて
自分が引きたいと思ったフレーズだけを
ひたすら心湯行くまで練習するってやり方でした。
だから今回も
このベートーヴェンの
この第四楽章のフレーズだけを
納得するまで楽しんで練習してみたいと思ってます。