在宅勤務 (Work from Home)だったからできた、キッチンでの挑戦。
弊社では、2月中旬から全従業員が在宅勤務(Work from Home)をしています。
かつて、フリーランスで働いていた経験がある私は在宅勤務自体は経験済みであるものの、チームメンバーとこれだけの長い間、顔を合わせないのは未経験。事業運営や、仕事場となる自宅の環境づくり、一緒に過ごす時間がより増える夫や犬たちとの関係など、いろいろ考えさせられる部分はありますが
今日は、在宅勤務だったからできた、私のキッチンでの挑戦のエピソードを記しておこうと思います。
珈琲豆を挽き、珈琲を淹れる生活の再開
在宅勤務になって最初に変わった習慣は、珈琲豆を挽いて、珈琲を淹れること。
きっかけは、チームのエンジニア男子の「最近、珈琲にハマっている」の一言でした。
私は1日2〜3杯ほど珈琲を飲みます。それまでは、
朝は自宅のカプセルを入れるタイプのドリップマシンで、
通勤途中はコンビニのテイクアウトで、
仕事中はオフィスビルに入っているカフェや、オフィスのコーヒーマシンの珈琲を飲んでいました。
それが在宅勤務をきっかけに家のドリップマシン一択になり、バリエーションをつけたくなりました。
まずはいつもの通り道具から…と(笑)、Instagramやネットをひたすら見て、コーヒーミルを購入。デザインが気に入って、Mokuneji×Kalitaのコーヒーミルに決めました。
実家ではコーヒーミルで珈琲豆を挽く生活でしたから、十数年ぶりの再開です。
私が住む葉山には、数年前か、自家焙煎の珈琲豆を販売しているカフェが増えました。今までは素通りでしたが、今は在宅勤務の気分転換に散歩の途中でカフェに寄り、好みの「酸味少なめ・中煎り〜深煎り」の豆を買うようになりました。
今はいろんな所の豆を試しに買い、ミルの挽き具合を調節しながら、お気に入りの豆と淹れ方を探しているところ。
それでも、仕事の合間に豆を挽き、香りを楽しみ、注意深くお湯を注いで珈琲を淹れる時間は、今までの生活には無かった贅沢なひとときです。
珈琲を淹れたら、お茶菓子も美味しくしたくなって。
そして、珈琲に気を使いだしたら、お茶菓子も気になってきました。
その結果、ついに苦手なお菓子作りもするように。
私はDNAレベルでお菓子作りができない人間なのですが、先日は、なんと4日連続シフォンケーキを焼いていました。
<photo: 膨らみ切らず、微妙な曲線美を描く1日目のシフォンケーキ>
なかなか膨らんでくれないシフォンケーキを前に
レシピを変え、
卵を変え、
卵白の泡立てを動画で何度も確認し…
4日目にして人生で初めて、シフォンケーキ型を超えるほど膨らんでくれました。
<photo: 膨らむと思っていなくて(オイw)瓶を用意しておらず、探している間にちょっと萎んだ4日目のシフォンケーキ>
往復3時間/日が通勤時間のままだったら、
豆を挽いて珈琲を淹れることがなかったら、
ケーキをつくろうなんて、
しかも4日連続練習しようなんて、絶対に思わなかったでしょう。
<photo: 失敗した3日目のシフォンケーキと、成功した4日目のシフォンケーキ盛合せ>
お店で珈琲とケーキを食べるのも美味しいし、好きだけど
自分で豆を挽いて淹れた珈琲に、
自分で焼いたケーキは
心の満足感が段違い。
これからこの先、どのくらい生活の制限が続くかわからないけれど、せっかくのこの機会に、今だからできること楽しんでみたいと思います。