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足元の星の海、綺麗でしょ?【コモチマンネングサ+マンネングサの仲間たち】

気を取り直して…

こんにちは、うりぼうです。

みなさま元気に過ごされてますか?
最近6月に入ってすぐだとは思えない暑さが続いていますが、体調崩されてませんか?

私は、というとGW明けに家の廊下でつまづき(もちろん何もないところでした^^;)、足の指を突き指。

その一週間後に同じ指を捻り、しばらくお散歩もままなりませんでした。

足が上がっていないのでしょうね^^;

押し寄せる運動不足と加齢にはなかなか勝てません。

そんなこんなですっかり遅れてしまった記事ですが、そういえば去年あたりからクスノキの植木鉢にマンネングサが生えていたことを思い出し、彼らを紹介しようと思い立ちました。

というわけで、今回は「コモチマンネングサ」を中心に、マンネングサの仲間を紹介したいと思います。

どんな野草?

「コモチマンネングサ」はベンケイソウ科マンネンソウ属に属する植物です。いわゆる多肉植物の仲間でもあります。

学名は「Sedum bulbiferum」。

学名の一部「セダム」は園芸をされる方は聞かれたことがあるかもしれませんね。

グラウンドカバーや多肉植物の寄せ植えなどで人気の「セダム」。

その多くの原産地は海外が多い中、この「コモチマンネングサ」は在来種だったりします。

ただ、他の「セダム」の仲間と違い、すこし間延びした感じがあるためか、「コモチマンネングサ」を育てたりしてらっしゃる方はあまり見かけないので、やはり野草なのだろうなと思います。

放置されたプランターに咲いていました。
花の土に居たのかもしれませんね。

「コモチマンネングサ」をよく見かけるのは、畑の隅っこやあぜ道といった土の上が多いです。

アスファルトのすき間から、というような個体は少なくとも私はあまり見たことがありません。

彼らには、完全に乾いた環境より、少し湿りけのある土の環境が好ましいのかもしれませんね^^

お花は黄色で大きさは1cm程度。
花びらは5枚で、本当に星のようにかわいいです🌟

ほんのり赤みがかったおしべが、おしゃれなアクセントになっているのも特徴です。(花の終わりに近づくと黄色っぽい感じになります。)

上部のものはなぜか6枚花弁です^^;
基本は5枚
かわいい星形で、おしべがアクセントです。

葉っぱは、茎に対して互い違いにつき、多肉植物と同じくぷにぷに肉厚です。

子孫の増やし方

「コモチマンネングサ」の特徴の一つに子孫の増やし方があります。

「コモチマンネングサ」は他の植物で多く見られる、受粉し、種子を作って子孫を増やす、という過程では増えません。

彼らの子孫の増やし方のヒントは、その名前にあります。

「コモチマンネングサ」の名前を漢字で書くと「子持ち万年草」。

「万年草」は、乾燥に強く一年中枯れないため、という理由からベンケイソウ科の植物によく付けられています。

では「子持ち」とは一体どこから来ているのでしょうか?

実は「コモチマンネングサ」は子どもをしっかり抱えているのです!

どういうことか説明しますね。

「コモチマンネングサ」は葉を互い違いに葉がつくことはお話しましたが、その付け根の部分に「むかご」と呼ばれる子どもをつけます。

実際に見てみましょう。

付け根に小さな葉のようなものが
ついていますね

赤い丸を付けた部分が子ども、つまり「むかご」です。

この「むかご」が梅雨時期頃ポロリと落ち、越冬し、来年また大きく成長するわけです。

「これ小さな葉っぱじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

ですが、触るとすぐに違いが分かります。

この部分、すこし触れただけでポロリと簡単に落ちてしまうのです。

葉っぱなら落ちたりしないですものね^^

実際に触ってポロリと落ちた「むかご」がこちらです。

大きさは約5mmくらいでしょうか

この「むかご」は他の「セダム」の仲間にはない特徴ですので、「コモチマンネングサ」を見分けにも役立ちます^^

マンネングサの仲間発見!

お散歩していると、マンネングサの仲間に出会うことがあります。

私が見かけたマンネングサの仲間を、その特徴とともに紹介しますね^^

・ツルマンネングサ

すこし花の盛りが終わっていました^^;

「ツルマンネングサ」は園芸品種としても販売されていたりしますが、中国・韓国原産の帰化植物で河川敷や石垣などによく見られます。

写真の「ツルマンネングサ」も河川敷に生えていました。

「ツルマンネングサ」の大きな特徴は

・「コモチマンネングサ」よりも、とがった葉っぱ
葉っぱが同じところから3枚生える(三輪生といいます^^)
・お花は「コモチマンネングサ」と同じく、おしべが少し赤みがかっている

です。

どういう状態なのかイメージ図を描いてみました。

三輪生のイメージ

では実際の「ツルマンネングサ」を見てみましょう。

とがった葉っぱが
同じところから3枚出ていますね

「ツルマンネングサ」もまた種子で増えるのではなく、ちぎれた枝や葉の一部から発根して増えるようです。

・メキシコマンネングサ

昔の写真です。
今年久しぶりに見に行ったら、
何もなかったです
残念…

「メキシコマンネングサ」もまた園芸種として親しまれているようです。

しかし、原産地の詳細がよくわかっていない植物でもあります。

ではなぜ「メキシコ」とついているのかというと、メキシコから送られた種子を栽培し繁殖させたからだそうです。

「メキシコマンネングサ」の大きな特徴は

・「コモチマンネングサ」よりも、とがった葉っぱ
花のついていない茎の葉っぱが同じところから4~5枚生える
花の茎の葉は互い違いに生える

です。

では実際に見てみましょう。

根元に花のついてない茎があります。
拡大してみると何となく5枚の葉っぱかな?
とわかるかも?です。

新しい写真が撮れなくて、花のない茎の4~5枚が同じところから生えているのが非常にわかりにくいです…すみません。

花のついている茎の葉が互い違いになっているのは、よくわかると思います^^;

・オカタイトゴメ

星の絨毯のようです

「オカタイトゴメ」はこれまで紹介したマンネングサの仲間の中で一番小さいです。

そして、アスファルトの上や電柱の横でもよく見かけます。もしかしたら今回一番見かけた品種かもしれません。

「オカタイトゴメ」は海の近くで生える「タイトゴメ」に似て、市街地などで繁殖することから「丘」という字が付けられました。

「オカタイトゴメ」の大きな特徴は

・「コモチマンネングサ」よりも、とても小さい
花のおしべは黄色

です。

どれくらい小さいのか、実際に見てみましょう。

(左)オカタイトゴメ (右)コモチマンネングサ

「オカタイトゴメ」の方が小さく、そして密集して咲いているのがわかります。

遠くから見るとお花の黄色が絨毯のように広がっているように見えます。

また、「オカタイトゴメ」の花のついてない部分の葉っぱは、薔薇のように見えてとてもかわいいです^^

最後におしべの様子も見ておきましょう。

赤の要素が全くないおしべです

おしべは黄色一色ですね^^

おわりに

今回は「コモチマンネングサ」とマンネングサの仲間を紹介しました。

畑の隅っこで

色々取り上げたので長文になっていしまいましたが、みなさんが道端に咲くマンネングサの仲間を見た時、「お?!これは??」となるきっかけになれれば嬉しいです^^

最後に。

昨日消えてしまった記事に対する呟きに、たくさん励ましを頂いて本当にありがとうございました。

昨日より良くなったのかどうなのかはわかりませんが、なんとか仕上げられたのはみなさまのおかげです😭

noteの世界、優しい。

本当にありがとうございました。

今回も最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。

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