うふふ、よく似てるでしょう?【シラホシムグラ】
こんにちは、うりぼうです。
このところあまりnoteに出没してなくてすみません。
GW、しかも最終の土日にいまさら『名探偵コナン』にはまってしまいました…。
雨だったのもので、「そういえば最近映画公開したなぁ」と何気なく黒の組織について調べたら、黒の組織関連はこの回のアニメを見たらいいよ!とまとめてくれているサイトが!!
アマゾンプライムで見始めたものの…やはりめっちゃ本数多いですね^^;
🌱・🌱・🌱
そんな私の近況はさておいて、今回は「シラホシムグラ」を紹介します。
じつは私はこの植物を知りませんでした。
フォローさせていただいているピッピさんの記事を読んでいてびっくり!
こんなに「彼ら」に似た外来植物があったなんて!
図鑑にも載っていなかったよ?!なこの植物、なんと2004年に自生が確認された比較的新しく見つかった外来植物だったのです。
でも、そうだと知って腑に落ちたところもありました。
その「シラホシムグラ」似ている「彼ら」=「ヤエムグラ」。
「ヤエムグラ」については以前紹介しましたね^^
当時、もちろんいろんな場所で「ヤエムグラ」を観察してたのですが、中に「ちょっと変だな」と思う「ヤエムグラ」がいました。
それは花が目立つこと。
図鑑やインターネットで似た植物を探してみたのですが、特に見つからなかったので、育つ場所で花が白っぽくなったのかな?と思っていたのですが、よもや別の植物だったとは…
知らないというのは恐ろしいですね。
「ヤエムグラ」の記事はまだ修正していませんが、拡大している写真は明らかに「シラホシムグラ」です。
訂正したら、またご報告します。
というわけで、今回は「シラホシムグラ」を紹介しますね^^
どんな野草?
「シラホシムグラ」はヨーロッパ原産の植物で、2004年に初めて自生が確認された植物です。
今では日本各地に自生していると考えられています。
その様子は「ヤエムグラ」とほぼ同じ。
「ヤエムグラ」と同じく服にくっついたりもしますので、よく見ないと見分けがつかないかもしれません。
生えている場所も「ヤエムグラ」とそれほど違いはないように思います。
実際、私が「ヤエムグラ」を観察していた数メートル先には「シラホシムグラ」がいっぱい!
う~ん、「ヤエムグラ」が場所を奪われないと良いんですが…
ちょっぴり心配です。
そんな「シラホシムグラ」ですが、一体どうやって「ヤエムグラ」と見分けるのか?!
次に見分け方をお話ししますね^^
ヤエムグラと見分けてみる🔍
いくつか見つけた見分け方法の中で、私が見分けやすそうだな、と思ったものをご紹介します^^
🌱お花の違い
ルーペを使わずにわかるのがお花の違いです。
「ヤエムグラ」が明るい黄緑色のお花を咲かせるのに対し、「シラホシムグラ」は白っぽいお花を咲かせます。
ただ、「ヤエムグラ」を見たことがなければわかりにくいかもしれないので、実際に「ヤエムグラ」と比較して見てみましょう!
ぱっと見た感じはこんな感じです。
「シラホシムグラ」が「ヤエムグラ」より白っぽく、白い星☆=『シラホシ』の名前が付けられるのも納得です!
花の大きさは若干ですが「シラホシムグラ」の方が大きいです。
白は膨張色でもあるので、「ヤエムグラ」よりもお花が目立つ気がします。
実際に測ってみたのがこちら。
「シラホシムグラ」は2mmを越えていますが、「ヤエムグラ」はそれよりも小さいのがわかりますね^^
🌱葉っぱの付け根の毛
葉っぱが生える付け根の部分に毛が生えているのも「シラホシムグラ」の特徴です。
「ヤエムグラ」には毛が生えません。
ただ、肉眼ではちょっと見えにくかったり、個体によっては毛が少ないものもあるので、ちょっと見分けにくいかもしれません。
では、またまた比較してみましょう!
「シラホシムグラ」には白くて長い毛がありますが、「ヤエムグラ」には全くありませんね^^
さらに果実などを見てみると、「シラホシムグラ」の方が毛の長さが長く、ちょっと毛深い気もします。
「シラホシムグラ」は全体的に「ヤエムグラ」よりも毛が多いのかもしれません…🤔
(とはいえ、肉眼ではなかなか判断がつかなそうです^^;)
🌱花の時期
最後はお花の時期です。
「シラホシムグラ」の花期は「ヤエムグラ」に比べてひと月ほど花の時期が遅いようです。
私の周りでは、という話になりますが、今の時期(5/21現在)「ヤエムグラ」はもうほとんど果実だけの状態で、花は稀にしか見かけません。
しかし、「シラホシムグラ」は今も真っ盛りで花を付けています。
今、白い花を付けたヤエムグラっぽいものがあるとしたら、それは「シラホシムグラ」の可能性が高いのではないかと思います。
おわりに
今回は「シラホシムグラ」を紹介しました。
2004年ごろに自生が確認されたという、比較的新しい外来植物。
今でも植物は旅をして日本にやってくることがあるのだな、と改めて思いました。
植物に国境はないのですが、「ヤエムグラ」が見られなくなる日が来たら、と思うとちょっと悲しいな…と感じる今日この頃です。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。