鬼って言われるんですけど…自分、か細くないですか!?【オニタビラコ】
こんにちは、うりぼうです。
春分を過ぎ、時々春の日差しを感じるようになってきました。
キュウリグサ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、ナズナ...春になると咲き始める野草も暖かな陽気に誘われて、所々咲き始めているようです。
これまで冬でも咲いている野草ということで記事を書いてきましたが、次回辺りから春の野草のご紹介もできそうです^^
さて、今回は冬も細々咲いている、けれどもこれからが本領発揮の野草「オニタビラコ」を紹介します。
どんな野草?
「オニタビラコ」はキク科の野草です。キク科の野草で有名なものといえば「タンポポ」ですよね!「オニタビラコ」は小さなタンポポの様な花を咲かせます。
花びらの数は多めで、花の大きさは1cmあるかな?くらいです。住宅地の側溝や、玄関先、庭先などによく生えているので、見かけたことのある方も多いかと思います。
「キク科なら種は綿毛(冠毛)かな」と思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、「オニタビラコ」も例外ではなく、種子は綿毛です。しかし、「タンポポ」のファサファサとした綿毛に比べると、密度の低い印象を受けます。(風が強い日でしたので、飛んで行ってしまっている可能性もありますが...^^;)
綿毛全体の大きさは、花と同じ1cmくらい。一つ一つの種はとても小さいのに、ちゃんと風に乗れるのはすごいな、と思います!
ところで、なんで鬼なの?
ところで、何故「鬼」なんていう名前になっているのでしょう?それには「タビラコ」が関係しています。
「タビラコ」とは水田などで見られる、「オニタビラコ」よりも小さく、花びらが6~9枚と少ない黄色の花を咲かせる野草です。『春の七草』の【ホトケノザ】はこの「タビラコ」だと言われています。(現在「ホトケノザ」と呼ばれている野草は、春の七草ではありません。)
私は残念ながらこの「タビラコ」に気が付いたことがないので、どのくらいの大きさで、どんなものなのかわからないのですが、「オニタビラコ」はその「タビラコ」と比べて大きいという意味合いで「鬼」が付けられたようです。
さて、「タビラコ」とここまで呼んできた野草ですが、実は「コオニタビラコ」という名称が標準の和名になっています。後から「小鬼」とついたのかどうかはわかりませんが、私はふと「レッサーパンダ」と「ジャイアントパンダ」の名前について思い出してしまいました。
簡単に説明すると、もともと「パンダ」とは「レッサーパンダ」のことを指す言葉だったそうです。しかし「ジャイアントパンダ」が「パンダ」として広く知られてくると、「小型の」を意味する ”lesser” が付けられ区別して呼ばれるようになったそうです。
「オニタビラコ」と「コオニタビラコ」の名前の関係に似ている気がしませんか?
なお、共通で付いている「タビラコ」の名称ですが、漢字では「田平子」と表現します。これは、田んぼに平たく葉を広げるという意味からつけられたそうです。
まとめ
七草として「コオニタビラコ」が食べられていたそうですが、この「オニタビラコ」も食べられるという記事をインターネットで読んだことがあります。葉っぱの部分なのかな?もう少し調べて、今年はチャレンジしてみようかな、と思います。
ただ少し不安もありますので、休みの前の日に試そうかと思います。
野草を食べるときは自己責任で、です^^*
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!