苦手な同級生と自分を満たすこと
悪夢をきっかけにやりたいことを考えてみることにしたが、その前に、1つ思い出したことがある。
約10年前、大学時代に苦手な同級生がいた。私が通っていた大学は専門性のある大学で、将来はその職業に就く人がほとんど。そんな中、その同級生はいろんなものに興味があり、就活の方向性にすごく悩んでいたようだし、国家試験の合格もあやしいくらい勉強できていなかった。(成績がよくないのはどんな理由かわからないですが…)
私が大学に入学したのは、専門性を高めて資格を取ること。親に高い学費払ってもらっているのだから、安心してもらえるように、留年なんてしない、必ず国家試験に合格する、就職もきちんと決める!と決めていた。だから私は目標に向かって、専門科目やそれ以外に就職して役に立ちそうな資格取得と、インターンシップに取り組んだ。それくらいしかやる気が起きなかったとも言えるし、単位をとりすぎて、平日に時間がなかったせいか気持ちにも余裕がなかった。土日はレポートや休むこと(しこたま寝たり、友達と遊んだり)で精一杯だった。
同じ学科の同級生のみんながみんな、 国家試験合格が当たり前。それに向かって頑張ることも当たり前。他にやりたいことがあったとしても、この大学に入ったからには、国家試験合格にむけて頑張るのが筋だと思うし、それ以外に興味がわいても、国家試験合格にむけてだけは揺らいではいけないこと だと思っていた。
…考えが固すぎですよね。。。
私の中高生時代は、部活と勉強の両立を目指して、趣味とか遊びとかあまり目がいかなかったせいか、大学でも趣味も充実させたり、他のことに興味を持とう!とはならなかった。就職して3年間くらいも、休日は大抵デートと決まっていたし、特にやりたいこともなかった。
しかし、彼氏と別れてから、休日に何をして良いのかわからなくなってしまった。趣味もない、やりたいこともない、時間を持て余すのみ…。
やがて、一人で飲みに行き始めたけど、夜でないと店は開かないし、とにかく昼間の過ごし方に悩むそんな日々だった。
好きなことや、興味を持つこと、気になることとかが増えることは、人生が豊かになるチャンスなのに、もったいない考え方・生き方をしてたと思う。
今となっては一人で飲みに行くこともできないし、唯一の趣味であるお菓子作りも時間をかけて没頭したいけど、なかなかハードルが高く感じる。そもそも作ったお菓子、誰が食べるの?という…。
たくさん色々書いてみたけど、当時苦手だったあの同級生、何が苦手だったかって自分にないものを持ってたからなのかもしれない。たくさん興味があるものがあって、好きなものが多くて。心が満たされるような生き方をしているように見えていたからかも。
だからといって、私の生き方に悔いはない。国家試験の勉強も楽しいと思えるくらい頑張れて合格したし、希望の業種に就くことができたし、他の資格取得も就職先で役に立つ時があった。勉強で自信がついて、それで自分を満たしていたのかもしれない。
ただ、自分の心を自分で満たせる方法をもっと早く、いろんな方法をみつけておきたかったな。誰かに満たしてもらうのではなく、自分で。はぁ、それも含めて絶賛ケンカ中なんだろうなぁ。
今から少しずつ探し始めよう。
今日のまとめ:自分で自分を満たす方法を少しみつけよう。自分の人生を豊かにするために。