どうしても間違うときがある
大事だと信じ、心に留めておくことがある。
それは次第に心の中の大半を占めて、いつしか言動迄支配する。
そんな時いつもほかの何かを手のうちからこぼしている。
気づくのは大ごとになってから。
いくつになっても繰り返すんだな。
そんな時また大事なものを見つけた。
これももう、心の内を大きく支配して離せない。
今度は何を失うのか。
でも、そのたび思うこともある。
零れ落ちたものは必要なくなったから落ちたのか?
大ごとになるのはまだ手のひらに残さないといけないと思っているから
きっと零れたものは前まで大きく支配してたもの。
心の手のひらから伝わって、自分の一部になったからその抜け殻が零れ落ちたのだろう。
新たに心を支配したのは自分に必要になったもの。
それに気づけば大ごとではなくなる。
きっとそうやっていつも心の処理をしてきた。
じゃあなんで、いつもみぞおちはきゅんとしてしまうのだろう?