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育児給付金を給料明細から計算 男性経験者が教えます

4ヶ月間育休を取ったあと、復職して今も同じ職場で働いているまさとです。私が周りが全く男性で育休取った人がいない中で、育休を取ったときの経験談やその時知っていればよかった知識などをすべて話して行きたいと思います。

今日は育児給付金の計算方法についてです。

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育休中にいくら貰えるのか、つまり給付金はどれだけ貰えるのか。
非常に重要なのだけど、難しいですよね。色々探して読んでも難しくてわかりにくいんですよね、、、

恥ずかしながら私は予測を勘違いしていました(低く見積もっていまいた)。ということで育休を取ろうと考えている「育休太郎君」の給料明細を使って詳しく見ていきましょう!

1.給付金の金額の計算

育休中は給料がもらえない代わりに「育児休業給付金」がもらえます。
そして、その金額は

賃金月額×67%(6ヵ月経過後は50%)

ここでいう「賃金月額」は育児休業開始前6ヶ月間の給料の平均です。
金額は「手取り」じゃなくて「額面」で計算してください。残業代、通勤手当、住宅手当のような諸手当も全て含めて計算してください。ただし、ボーナスは含みません。

育休太郎くんの給与明細から計算してみよう!

育休給与明細

この給料明細から先程の「賃金月額」は351,182円になります。

※手取りの給料「手渡額(287,020円)」では無いので注意!

なので仮に毎月全く同じ金額をもらっていたとすると、
351,182×67%=235,292(賃金月額×67%)
になるので、給付金が235,292円もらえる計算になります。

思っているよりもらえるという印象では無いでしょうか。
私はこの計算方法が分からず、勝手に残業代のような諸手当無しで計算していたため「全然生活できない、、、」と思って少し短めに設定してしまいました。もっと取っても良かったな~(笑)

また、育児休業開始前6ヶ月間の平均というのも覚えておいてください。
なので直近6ヶ月でたくさん残業代を稼ぐと給付金も多くなるということになりますね。

少し話は逸れますが、これは女性も同じです。ですが、産休前の辛くてお腹の中の赤ちゃんのために無理をして働けない時期ににセーブして働くと給料が少なくなり、給付金が減ってしまうという少し理不尽なことが起こります。これは少し矛盾しててなんとかしなければならない問題!!

さて、話を戻しまして、注意点がいくつかあります!!

注意1 67%は6ヶ月間まで

賃金月額×67%もらえるのは6ヶ月間までです。それ以降は賃金月額×50%になります。下の図参照。これはお子様の年齢には関係ありません。

画像2

注意2 支給上限額

給付金は支給上限額が決まっています。
上限額:304,314円(支給率 67%) 、227,100円(支給率 50%)
なのでだいたい月収45万以上の方は上限以上の金額はもらえないので注意してください。※2019年8月から上限金額が増えました!

注意3 毎月もらえません

ここ本当に注意!!給料のように毎月振り込んではもらえません!しかも初回は特に時間がかかります。

そもそも、給付金はどのような手順でもらえるのでしょう。
1.育休開始から2ヶ月後に給付金の申請書が家に来る
2.申請書に記入し、会社に送付
3.会社が申請書と必要書類を揃えてハローワークに提出
4.ハローワークが処理を行い、給付金が支払われる

ということで最低でも2ヶ月はかかります
そして会社に送ったあとは会社の人がどれだけ早く処理してくれるかにかかっています。ちなみに会社がハローワークに提出する期限は育休開始から4ヶ月後の月末です!
なので最大4ヶ月は給付金がもらえない可能性もあります!あとはとにかく会社の担当してくれる人にしっかりお願いしておきましょう!(私も2,3回は電話したかな、、、お会いしたことない方でしたが、、、復職後は菓子折りを持って挨拶に行きました 笑)

では、育休太郎くんが3/10から育休を開始したとしましょう。
すると育休開始から2ヶ月後の5/10に給付金の申請書が来ます。
その申請書を記入し会社へ送付、会社がハローワークに届けてもらって処理が終われば給付金がもらえます。
ここで一つコツがあって、育休開始日が3/1でも3/31でも提出期限は7/31です。なので育休を月末から始めたほうが早めに給付金がもらえるかもしれません。あなたと会社の人が素早く処理すれば早くもらえることは可能です。

画像3

この支給申請を2ヶ月ごとに行い、2ヶ月分の給付金がもらえることになります。

こんな通知書が来ます。通知書に同封されていたパンフレットより

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以上、もらえる金額、上限、周期が分かったと思います。

次回は育休が取れる期間について解説します。お楽しみに!!

1人でも多くの男性が育休を取れる社会を目指して。
最後までありがとうございました。

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