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【EC未来予想図】2018年上半期までのNETSEAの動向と2019年以降のNETSEAの未来予想
EC未来予想図では、EC業界のこれから先、未来の状況を、ECサイト運営歴10年以上の現役ネットショップ店長が 現場の状況と店舗運営経験から予想するというコーナーです。
ネット通販業界は、iPhoneなどのスマホが市場に流通してから、大きな変貌を遂げてながら、成長を続けている業界です。
2017年にはEC市場の規模は16兆円超となり、百貨店などの市場規模を上回りました。
ネット通販業界にどっぷり浸かっている現役店長が、今後のEC業界の未来を予想します。
【目次】
2018年上半期までのNETSEAの歩み
2018年のNETSEAの年末商戦へ向けて
2019年以降のNETSEAの予想
EC未来予想図:NETSEA編のまとめ
2018年上半期までのNETSEAの歩み
卸系のインターネットショッピングモール、NETSEA(ネッシー)の2018年上半期までの動向について、現役NETSEA店長が考察していきたいと思います。
NETSEA(ネッシー) は、楽天市場などのショッピングモールと異なり、卸系、問屋系のショッピングモールです。
会員登録が必要なショッピングサイトで、商品を出品する出品者は、サプライヤーとして会員登録を行います。
商品を仕入れたいユーザーは、バイヤーとしてNETSEAに会員登録を行いますが、バイヤーは、個人ユーザーでは登録することができず、 あくまでも個人事業主以上の法人でなければならないというルールがあります。
その為、NETSEAでの商品の売り買いは、BtoB取引のみとなります。
NETSEAは会員登録をしなければ、販売価格、NETSEA上では卸価格となりますが、バイヤーが購入する価格は一般には表示されない仕組みになっています。
NETSEAは、卸問屋や卸業者、商品のメーカーから直接商品を仕入れることが目的ですから、その卸価格は一般の消費者向けの価格よりも安く設定されていることがあります。
NETSEAは2017年頃までは、あまり特集や企画などの積極的ではなかったのですが、2018年に入ってから、モール主体のセールイベントとして、 「大ネッシークーポン祭」や「スーパーゲリラセール」などを不定期に実施するようになりました。
それでもまだまだユーザー認知は薄いショッピングモールですが、ネットショップの構築がBASEなどのかんたんECサービスのおかげで身近になったこともあり、 商品の仕入れ先を探すネット通販事業者が会員登録するケースは徐々に増えてきているようです。
2018年のNETSEAの年末商戦へ向けて
2018年のNETSEAにおける年末商戦の対策について、現役NETSEAサプライヤーの店長が考察してみたいと思います。
まず、NETSEAは、商品の仕入れ先を探す卸売り商品がモールに流通している商品となります。
その為、年末商戦の需要が高まりそうな商品を仕入れるバイヤーが10月頃から増える傾向があります。
NETSEA上に流通している商品の多くは、法人向けであることから、商品画像も楽天市場やヤフーショッピングの消費者向けモールと異なり 白背景で簡素なデザインが多い印象です。
ファッションジャンルも、あくまでも「仕入れ目的の注文」が前提となるため、NETSEAで商品を仕入れたバイヤーが 自分のネットショップや実店舗で再販売するケースが多いです。
年末商戦といっても、楽天市場などのショッピングモールのようにおせち料理が売れるとうわけではない売場です。
年末商戦に対応するために必要な素材を仕入れる、そういった事業者の利用が多い売場だと思います。
例えばですが、クリスマスシーズンに向けて、店舗ディスプレイ用のモミの木の造花を販売したり、 クリスマスケーキ用の装飾品、外箱やフィルムなどを販売すれば、需要とのマッチングは高いと思います。
また、年末商戦といえばお歳暮ギフトシーズンでもありますから、ラッピング用の紙材や、熨斗紙なども需要が高いと思います。
こうした、販売する商品も売場のターゲットに合わせて用意することはネット通販における戦略として非常に重要だと思います。
2019年以降のNETSEAの予想
2019年以降のNETSEA(ネッシー) の売場の動向などを現役NETSEA店長が考察、予想してみたいと思います。
NETSEAは2018年に入ってからは、モール主体のイベント、キャンペーンに注力し始めています。
これまで行わなかった割引クーポン配布なども比較的積極的に実施するようになったと感じています。
また、これまでは商品をサプライヤーから仕入れることが前提でしたが、いわゆる無在庫販売、ドロップシッピング対応もはじめています。
こうした、EC業界の流れに合わせてNETSEAも進化しているのは非常に良い傾向だと思いますし、将来性も高いと感じます。
ただ、販売している商品の多くは、対海外販売、主に中国などのアジア系バイヤーに向けて販売している商品も多いと感じています。
当店では、NETSEAにはサプライヤーとして商品を卸す立場で出店していますが、NETSEAで中国系の貿易会社から問合せいただく機会も年々増えてきています。
2019年以降は、この流れはさらに加速しそうなのと、個人事業主などのバイヤーが増えると思われます。
2020年には日本で東京オリンピック開催が予定されていますから、オリンピック需要も期待できると思います。
これはNETSEAに限ったことではありませんが、特に海外バイヤーが多いNETSEAでは面白い動きがあると予想しています。
EC未来予想図:NETSEA編のまとめ
今回は、インターネットショッピングモールのなかでも、卸業者を探す目的という一風変わった会員制ショッピングサイトの NETSEA(ネッシー) について、現役サプライヤーである筆者が将来性などを予想しました。
NETSEAは、会員制サイトであるため、会員登録していないユーザーには、商品の売価、仕入れ値などはわからない仕様になっています。
個人でも事業を立ち上げるユーザーが増えてきている傾向もあり、NETSEAへの会員登録、商品仕入れ先探しは今後も増えていく事が予想されます。
現状では、NETSEAのランキングなどは、楽天市場やAmazonなどの売れ筋ランキングとは傾向が大きく異なっていますが、 今後、バイヤー、サプライヤーの両会員が増えることで、市場の需要に近づいていくと思われます。
あとは、NETSEAは海外からのバイヤー会員も多いため、メイドインジャパン、日本製品はかなり注目されている売場です。
特に、商談がうまく成立すれば、コンテナ単位での取引になるケースは決して少なくない売場です。
このあたりは、ヤフーショッピングや楽天市場 ではあまり体感できない特殊性だと思います。
今回の記事の内容がNETSEAについて今後の動向を調べられている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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