移住して10年。地域での立場と役割に翻弄されていた時期。
子供の頃はあんまり意識していなかったけど、なんとなくいつも心が解放されない感じがあった。
大人に認められなきゃ子供は居場所がない。
親からは役に立たない人間は価値がないと教えられてきた。
学校でも周りに合わせることが社会性で、自己犠牲が美徳。
まだまだそんな教育が普通だった。
頑張って周りに合わせていい子ぶって、大人に嫌われないようにしていたけど、そのせいか情緒不安定なところがあった。
時々、鬱積してた感情が出たりしてたなあと思い出す。
そのくせ、学校でいわゆる不良っぽい人たちのことは、少しバカにしていた。
社会に適応できない人たちって思ってた。
それは、つい最近まで続いていたわたしの癖。
この地に移住してからは、地域の人たちに嫌われないように、好かれるように、期待にこたえられるように、必死に過ごしていた。
地域おこし協力隊なんて特に、受入れ団体の役に立ってこそだと思っていたから。
だいぶ無理をしていたなあ、と今では思う。
頑張れば頑張るほど、周りの要求は留まることを知らない。
あれもやれこれもやれそれもやれ全部やれ、という具合に。
気が付いたら、協力隊の任期も終わってるのに収入も休みもないまま半年もあくせく働いていた。
一応、形だけは起業していたけど、自分の仕事なんてほぼできず、貯金を切り崩して生活していた。
だめじゃん。
まわりの為に動いていると、こうなるのか。。。
ってそのあたりで気づき始めたのかな?
そこから紆余曲折あって約7年経った今、だいぶ心地よい幸せな暮らしができるようになっています。
わたしが求めていた幸せって、こんなことだなあ~って思えるようになりました。
続きはまた次回に。