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移住11年目のフリーランス。コシヒカリの産地であえてインディカ米。の田んぼの様子。
田んぼ4年生。
だいたいがなりゆき任せの移住生活。
田んぼを始めたのもなりゆき。が、やってみると楽しくて。
つい思い付きで『インディカ米作ります』と口にしてしまって始めた【プリンセスサリー】の栽培。
言わずと知れた魚沼産コシヒカリというブランド米の産地で、あえてインディカ米という選択。
もちろん慣行農法ではなく、無肥料無農薬の自然栽培。
栽培方法もよくわからず言われるままにやっていた1年目から、毎年考察と実験(?)を重ねて4年目となりました。
昨年は育苗で大失敗して苗が足りないという事態に陥りましたが、ご好意でコシヒカリの苗を分けていただき、コシヒカリとプリンセスサリーの2種を栽培することで、結果としてはいろいろな違いが分かりとても勉強になりました。
当たり前のことかもしれませんが、やればやるほどいろいろな学びがあり、なんとなくいろんなことが分かってくるものですね。
そんな今年の田んぼの様子です。
育苗
米の種は米。ということで、前年に収穫した籾を種として使います。
まずは種をまく前に選別(塩水につけて浮いてくるものを除去)し、沈んだものを種とします。
次にこれらを水に浸けます。水を交換しながら、1週間ぐらい?つけておきます(専門的には積算温度100℃といわれています)。
こうすることにより、水分を吸って発芽しやすくなります。
私は、丈夫な苗を作りたいので、このセルトレーにだいたい2粒ずつ種をまきます。昨年は1粒ずつにしたら発芽率が悪すぎて苗が足りなくなってしまったので、リスク回避のため今年は2粒ずつにしました。
小さな田んぼといえど、これがまた一苦労で、小さな籾をちまちまとまいていると半日はかかります。腰も痛くなる。。。泣
板とビニールシートを使って小さなプールを作り水を入れ、そこに並べて置きます。
1週間ほどすると芽が出てきます。
とりあえず、ここで一安心。
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播種から田植えまではだいたい1か月。毎日水加減を見て、乾かないように水を足したり、雨の日にはシートをかぶせたりしながら大事に育てます。
1か月ほどたつと、植えられるくらいになります。
元気な苗ができました。ここでまた安堵。
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田植え。もちろん手植え。
田んぼは地主の方がトラクターで耕うんしてくれています。
水を張った状態で少し置いて、植える直前には水を逃がします。深いと植えにくくなるためです。
さて、まずは『枠付け』。植える位置をそろえるためにしるしを付けるのです。『田植え枠』という道具を使ってころがしながら跡を付けていきます。
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こんな感じにマス目がつくので、この線が交差する部分に苗を植えていきます。
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ひょろっこくて頼りなくて、ちょっと心配になりますが、生長に期待です。
下の写真が1週間後。根が張ってきた感じですね。
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ここからは雑草が生えないように、こまめに
水加減&除草がんばる
この時期からはこまめに除草を繰り返します。
それと、私の場合は雑草を生えにくくするために水を深めに管理します。毎日様子を見に行って、少なければ水路からの流入を多めにし、多ければ流入を止めるなど、日々調節をしています。
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今年は、近所の方にこの古い除草機(『はったん』と呼ばれる道具)を頂きました。これがなかなか軽くて小回りが利いて使い勝手が良い!
これで苗を隙間をごしごしすると、生え始めた雑草を除去できるという優れものです。
生長してきました
田植えから2週間ほど。頼りない1本苗が分げつしてきました。このころでだいたい5本ぐらいですかね。
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田植えから約3週間。ふさふさと10本以上になりました。
うれしいですね。
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まだまだ除草も頑張ります。
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田植えから1か月。順調でなにより。
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隅の方に雑草が生えていますが、除草しないと田んぼ全面が草だらけになってしまいます。
大地の恵みに感謝
繰り返しになりますが、肥料や農薬はつかわない栽培。
ほぼ趣味の領域なので楽しんでできるというのはもちろんあるのですが。
自然の力だけで育ってくれる作物たち。
毎日、その成長を見たり、表情を観察したり、共生している生き物たちを見たりすることがとても癒しになっています。
毎年、ほんとに感動するのですよね。
畑や田んぼを実際にやってみて得られるものは、人生にとって非常に大きくて大事なものだと感じる日々です。
先日は畑でごぼうの花が咲いていました。
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こんなにかわいいのですね。
ここから種を取って来年まいてみます。
楽しみです。
楽しみが尽きない農園レポートでした。